6話 ページ7
「泉君近いから、食べれないんだけど。」
「俺の事は気にしなくていいから、ね?」
気にするなと言われても後ろから抱きつかれながらとなれば気になるものなんだけど。
真緒君も慣れたのか泉君のスキンシップはある程度目をつぶってくれるようになった為、今は普通に鳴上君とお話している。
「朱桜君もお久しぶりだねー、元気してた?」
「はい。Aさんもお元気そうで何よりです・・・瀬名先輩、そろそろ離れたらどうですか?」
「はぁ?俺に命令するなんて生意・・・いたいいたい!」
「耳元で煩い。ってか、食べにくいから離れて下さい。」
結構ガチトーンで言った事もあり泉君も大人しく席について夕食に手を付ける。
「Aさんのイタリアでのお仕事は終わったのですか?」
「ちゃんと終わらせて来たよー、連絡先も教えてるから何かあったらちゃんと連絡するようたのんだからねー。」
自分勝手に仕事放棄するのは迷惑かかるしねー、と言って真緒君を見る。
「そうそう、忘れる前に・・・真緒君。」
「どうした?」
「デザイナーの仕事ね、休止する事になったの。」
「は!?」
元々イタリアから帰ったらデザイナーの方は休止するつもりで来ていた。なぜならと言うと日本での仕事に先約がいた訳で。
「UNDEADのプロデューサーを代理で引き受けることにしましたー!」
「はぁ!?なんでUNDEADに・・・」
イタリアにいた頃、大神君と朔間さんがたまたまイタリアで仕事があったらしく来ていた。UNDEADは深刻な問題があった。それは、プロデューサーだった。プロデューサーが男だと羽風先輩は来ない、女だとそーゆー関係を持ち出す羽風先輩・・・
「羽風リストラで良いんじゃなぁい?」
「うん、私もそれでいいと思うけどね。」
あれも一応ユニットへの貢献率は高い。切り捨てるのには惜しいが、それに見合ったプロデューサー・・・私かあんずちゃんが候補に上がった。
「あんずちゃんはもうTrickstarのプロデューサーだしね・・・と、なると私がフリーなんでねぇ・・・」
デザイナーの仕事はやろうと思えばいつだってやれる、それならプロデューサーの仕事をやってみる価値はあると思う。
「・・・Aが決めた事なら文句は言わない、頑張れよ。」
「はーい。」
私も真緒君と一緒で頼まれたら断りたくないタイプなのを知ってるから複雑そうな顔をしながらも折れてくれた。
泉君がknightsのプロデューサーは?と言ってきたけど早いもんがちだよ、世の中は。
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mol(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんは私のテンションによって結構変わってるのでコロコロ変わって何だコイツと思われてないかな、と不安に思っていたので嬉しいです!出来るだけ早めの更新出来るように頑張ります! (2015年8月8日 22時) (レス) id: b4c46e0b8a (このIDを非表示/違反報告)
mol(プロフ) - 水撫月さん» コメント返しが遅くなって本当にすみません!!続編にいけたのは読者さんのおかげです・・・!できるだけ早めに更新出来るように頑張ります。コメントありがとうございました! (2015年8月8日 22時) (レス) id: b4c46e0b8a (このIDを非表示/違反報告)
キキ - 夢主ちゃんの性格、大好きです(〃∇〃) 更新、頑張ってください! (2015年8月8日 11時) (レス) id: b05baa7531 (このIDを非表示/違反報告)
水撫月 - 続編おめでとうございます!!頑張ってください!! (2015年7月27日 16時) (レス) id: 544fba5743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mol | 作成日時:2015年7月27日 1時