１２話 ページ13
side真緒
深夜、大きな物音とあるはずの無い温もりで目が覚めた。
普段は掛け布団の取り合い(勝敗は五分五分)や就寝時間の関係で部屋が別々。しかし、雷の鳴る夜。その日だけは別になる。
「今回は酷いな･･･」
昔と変わらず雷はAの天敵。泣くほど嫌な雷の鳴る夜は絶対の確率で俺の隣で寝ている。不思議なことに俺が気付かないようにコッソリと。で、音に気づいてから俺が起きる。
起こしてくれても良いのに、と言うと大体申し訳ないとか言って大体起こさない。
「A。」
髪を撫でながら優しく名前を呼ぶと抱きついてきた。大きな音でここぞとばかりに鳴る雷の中でやっぱり寝ていられる訳もなく、やっぱり1人で泣いていた。
「やっぱたぬき寝入りかよ。」
「勿論。･･･寝れる訳がない。」
「だよなー･･･泣き虫。」
「うるさい」
抱き返して、背中を優しくさすってやる。Aはやっぱり怖いらしく抱きしめる力は緩まない。
「この前さ。」
「･･･うん。」
「朔間さんに会った。」
「朔間さん？」
「仕事場が被ってなー。･･･A、頑張ってんだな。」
「うーん、でもまだまだだよー･･･？」
なんて何でもないようなたわいの無い話をして意識を反らせば雷は止んでいる。それから俺達は眠りに就く。
「雷も止んだし、寝よーぜ。」
「本当だ･･･ごめんね、起こして。」
「いつもの事だし･･･当然だろ？」
学生の頃から雷が泣くほど嫌いだったのは知ってるし、こうなるのも大体想像はしてたこと。まぁ、何よりこうやって頼られるのは俺としては嬉しいから。なんて言うとAは顔を赤くさせて寝る！なんて大声で宣言して寝るもんだからひとしきり笑った後、俺も眠りにつく。
次に俺が目を覚ました時、掛け布団は無かった。
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
この前の雷酷かったですね、っていう話。そしてネタが無いっていう状況ヤバイですね！
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mol(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます！夢主ちゃんは私のテンションによって結構変わってるのでコロコロ変わって何だコイツと思われてないかな、と不安に思っていたので嬉しいです！出来るだけ早めの更新出来るように頑張ります！ (2015年8月8日 22時) (
レス) id: b4c46e0b8a (このIDを非表示/違反報告)
mol(プロフ) - 水撫月さん» コメント返しが遅くなって本当にすみません！！続編にいけたのは読者さんのおかげです･･･！できるだけ早めに更新出来るように頑張ります。コメントありがとうございました！ (2015年8月8日 22時) (レス) id: b4c46e0b8a (このIDを非表示/違反報告)
キキ - 夢主ちゃんの性格、大好きです(〃∇〃) 更新、頑張ってください！ (2015年8月8日 11時) (レス) id: b05baa7531 (このIDを非表示/違反報告)
水撫月 - 続編おめでとうございます!!頑張ってください!! (2015年7月27日 16時) (レス) id: 544fba5743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mol | 作成日時：2015年7月27日 1時
