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1話 ページ2

「おやすみなさい、真緒君。」

「待て待て、寝るな! 」

仕方ないよ、真緒君。時差の前では人はみな無力であるのだ、なんて目を擦りながら言う。簡潔に言うなれば、眠いんです。

「どうでもいい事だったら、殴るから。首以外の骨が折れるまで。」

「おい、やめろよ。」

無理があるからそこまではしないだろうけど。そろそろ目が覚めてくる・・・

「今日結婚したよな、しかも久しぶりに帰ってきたさ。」

「帰ってきたのは先週だけども。・・・あ。」

まおくーん、なんて気だるげそうな声で抱きつき押し倒す。場所はベットの上だから痛くはない。

「A、重いんだけど。」

「誰が重いって?」

「ごめん」

まぁ、あれだけ勢いよく抱きついて押し倒せば重かったし痛かっただろう。そんなことはお構いしなしだよ、真緒君。

「結婚する前も、結婚決まった後も不安だったよー・・・いつ別れるんだろう、とかあっちで女優さんとかと付き合ってるのかなー・・・とか。結婚して真緒君に迷惑かけないかなーととか。」

あちらでは羽風さんには申し訳ないことをしたとも思わないわけではない。たまたまあちらで仕事していた羽風さんには、相当八つ当たりをしました。申し訳ない。

「結婚しても不安だけどね?真緒君がニートになりそうで。」

「おい。」

「まぁ。それはそれでいいのかなぁ、って。」

一応私の収入だけでも真緒君を養うことは余裕。しかも、真緒君も真面目だから貯蓄が結構あるだろう。(そうじゃなきゃこの騒動を無鉄砲にするわけが無い)

「真緒君が居るなら私はもうそれで幸せ。」

だから離れないでね、と言うと頭の後ろに手を回し私の顔と真緒君との距離はゼロ距離になる。

「俺も。」

なんて、耳元で言われて一気に体温が上がる。そんな私をみて真緒君がクスクスと笑い抱きしめる。

「ほーんと、耳弱いよな。今も昔も。」

「煩いなぁ・・・ばーか。」

「それが堪んないけどな、俺にとって。」

このまま寝るかー、と言って電気を消す。
私は真緒君に抱きしめられたままなんだが、と思っていたが案外真緒君の腕の中は心地よくてすぐに夢の中に落ちていった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
続編はじまりました!更新速度は疎らですが、最後までお付き合いお願いします。

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mol(プロフ) - キキさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんは私のテンションによって結構変わってるのでコロコロ変わって何だコイツと思われてないかな、と不安に思っていたので嬉しいです!出来るだけ早めの更新出来るように頑張ります! (2015年8月8日 22時) (レス) id: b4c46e0b8a (このIDを非表示/違反報告)
mol(プロフ) - 水撫月さん» コメント返しが遅くなって本当にすみません!!続編にいけたのは読者さんのおかげです・・・!できるだけ早めに更新出来るように頑張ります。コメントありがとうございました! (2015年8月8日 22時) (レス) id: b4c46e0b8a (このIDを非表示/違反報告)
キキ - 夢主ちゃんの性格、大好きです(〃∇〃) 更新、頑張ってください! (2015年8月8日 11時) (レス) id: b05baa7531 (このIDを非表示/違反報告)
水撫月 - 続編おめでとうございます!!頑張ってください!! (2015年7月27日 16時) (レス) id: 544fba5743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mol | 作成日時:2015年7月27日 1時

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