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第3話イケメンの匂いは神。 ページ4

今、気づいたんだが、よく見ると私はまだ任務中の服装のままだった。
所々血が付いていたりするーーーというのは冗談だが汚いのは汚い。
シャワー浴びてぇ。
バーボンはお悩み中の私をじー、と見ると、私の服の事に気付いてくれたみたいだ。

「あ、服なら僕の使います?」
「え、、」

いいのかマジで。
イケメンよ、知らねえ女に服貸したりしては駄目だぞ…。
あ、既に個人情報バレてんだったわ。


「……では、」


残念だが私の頭の辞書に遠慮という言葉は無い。
だってここで遠慮するとか勿体ないではないか。
こんなイケメンの服を借りれる機会なんて滅多にないぞ。全国の女子よ。

「はい、」

差し出されたのは白いパーカー。とズボン。
でかい。着てないからわからないが明らかにでかい。

「ありがとうございます」

手に取ったパーカー。それから乙女のようないい匂い(語彙力)がする。
………………なんか可笑しいな(文が)。
まぁ、兎に角私はそれくらいいい匂いがする、と伝えたいのである。

「シャワー、好きに使ってください」

さ、流石だ…イケメン。
あざーす、と心の中で呟いてから浴室へ向かった。

初めて来た家なのに、浴室の場所把握してるのなんで?
知らん。私に聞くな。





ーー






「……ぅわ、」
想像通りである。
シャワー浴び終わって、「スッキリした、服着よう」と思ったらこれだ。
着てみたのは良いもののダボダボ。
例えるなら、どっかの名探偵くんが幼児化した時の服くらいダボダボで…ん??
名探偵、誰。なんかのアニメか??(そこどーでもいい)

とりあえずこのままだと動きにくいので、横にも縦にもブカブカなズボンを膝丈まで捲った。
その度に、いい匂いがして私より彼の方が女子力が高いことを思い知らされる(何故そこで)
ついでにパーカーの袖も。


「こんなもんかね……」

一応捲れるとこまでは捲った。
それでもまだブカブカだが。
まずウエストが緩いから捲っても殆どかわらない……………………。



まぁ、ズボンに関しては、ずれ落ちてきそうなのだが。
人前でズレたりしたら死んじゃうな。知らんけど。
といってもいつまでもここに居る訳にはいかないので、取り敢えずここから離れることにした。










おっふ。

彼が居るところまで戻ってきたのは良いが、本にをめくっている彼が絵になり過ぎていて声掛けれねぇ………………………。

「………?、え、ちょっと、居たんならいってくださいよ!!」
結局気づいてもらえたのは30分後。
「いや、掛けれなかったんだよ。罪男」
「え、急に口悪くなってません………?つ、罪男?」

第4話イケメンは顔だけ良い。→←第2話イケメンはスパダリだった。



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(プロフ) - コメントありがとうござます!! そう言ってもらえると嬉しいです 、! 亀更新になるとは思いますが頑張ります 、!! (2021年1月2日 13時) (レス) id: 041feb3e74 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い!!更新待ってます! (2021年1月1日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月21日 21時

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