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第12話 イケメンさんとどっきどき。 ページ13

「………………あのままでいいんですか?」
バーボンはそう言って私の後ろに目を向けた。
私の後ろには倒れた男たち。

「ん、いいんだいいんだ。あいつらが勝手に倒れただけだし」
「…………」

バーボンは男らに哀れな目を向けてから、「…………じゃあ行きますか」と私の手を握って歩き出した。ん、手……?

「ちょっと、イケメンさんイケメンさん。手を離してもらえます?」
「嫌です。またさっきみたいな事になったら時間の無駄ですから」
「あ、ハイ」

でもまぁ確かにそうだな。さっきの事で30分は確実に経ってるし。
それでも手を握るのは反則だと思う。
だってイケメンだぞ?イケメン。
私の心臓がもたねぇ。コイツ顔が良すぎる………………。
ぁ、でもそんなイケメンに手を握られる、のはラッキーなのか…?



なんて私が悶々と葛藤している間にもバーボンはすました顔でスタスタと歩くのである。
しかもスピードは速い。凄く。
流石の私もそろそろついていけないので大人しくこのままでいる事にした。
後、脳内も静かにする(?)

「じゃあ僕はここで待っておきますから、好きなのを選んできてください」

いつのまにか服屋についていたらしい…………。
あれ。

「でも私金は…………」
「あぁ、それなら心配しないてください。僕が払いますよ」
「エ、」

本当この人。良い人だ…………………………………………………………。

「い、良いのか…?」と私が一応確認のために効く聞くと、「? はい」と首を傾げた後に返事をくれた。

「…………じゃ、遠慮なく…」
「はい。どうぞ」

という事で一旦バーボンと別れる事になった。
と言ってもバーボンが店の外で待ってる、と言っているだけだが。

あまり時間がかからないようにしよう。うん。

第13話 イケメンさんは荷物持ちには出来ない。→←第11話 イケメンさんと逆ナン。



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(プロフ) - コメントありがとうござます!! そう言ってもらえると嬉しいです 、! 亀更新になるとは思いますが頑張ります 、!! (2021年1月2日 13時) (レス) id: 041feb3e74 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い!!更新待ってます! (2021年1月1日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年12月21日 21時

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