第10話 イケメンさんとオネーサンとオニーサン。 ページ11
駐車場に車を止め、外に出ると、沢山の車と沢山の人が、まるでゴミのように見えた。
「うゎ……………」
なんて言っても、普通の光景かもしれないが。
「…?どうしました?……今日は別にそんな人は多くないと思いますが………」
バーボンは不思議そうに私の顔を覗いてきた。(イケメンにしかできない行動)
え、これでも少ないの?
うわ、なんか私遅れてる??(?)
いや、単に人が多いところが苦手なだけか…。
「あぁ、何でもない……」
バーボンは「?そうですか?」と言うと入り口に向かって道路を渡っていった。
そこまでは良かったのだが。
流石に速すぎると思うぜ。私全然ついていけてないんだけど。
「……ちょっと、待て。速い…………」
「………あ、……すみません」
私女。
関係ないかもだけど女。
読者の皆様も覚えておくんだな。(意味不)
「あ、ごめん。ちょっとトイレ行く」
「了解です」
あー、人多っ。
少し気分が悪くなったので一度トイレに避難!!!
幸いにもトイレには誰もいなかったので、個室に入ると鍵を閉めた。
(いやー、買い物に来たのなんて久しぶりだなぁ、)
うん。そうなのだ。
私は今までホームレス。だったので、あ、といってもマイホームが無いだけだけど。
そんな訳で組織のアジトに住んでた!!!
だからここ数年は買い物という平和な買い物に来た事がなかったのでありますです、まる
「………お、」
なんて、そんな説明を長々としていると既に五分は経っていた。
そろそろバーボンの場所に戻らないと、とトイレから出たのは良いのだが、(ちゃんと手も洗った、)
「(あちゃー、)」
ナンパされてしまった。
「ねぇねえ、キミ。高校生?可愛いね!ところでお兄さん達と楽しい遊びしない?」
誰だよコイツ。あ、アレか。顔と性格どっちもブスってやつ(失礼)。
高校生じゃねぇし。アラサーだっつーの!!後、下心まるっ見えだわ。隠せよ。
取り敢えず早くコイツらから離れたいと思った私は近くにバーボンがいないか探してみた。
顔だけ動かして。
すると幸運な事に目の前にいた。
「(よっしゃ!!)」と思ったのも束の間。
よく見るとバーボンも綺麗なオネーサン達に囲まれていたのであった。
何してんだよ。私が助けねーといけないのか?コレ。
面倒くせぇ!!!!!!!!!!!!!!
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敷(プロフ) - コメントありがとうござます!! そう言ってもらえると嬉しいです 、! 亀更新になるとは思いますが頑張ります 、!! (2021年1月2日 13時) (レス) id: 041feb3e74 (このIDを非表示/違反報告)
アイスある - 面白い!!更新待ってます! (2021年1月1日 18時) (レス) id: 38b2fa8d4e (このIDを非表示/違反報告)
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