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317.nouvelle ページ17

暫く花宮君と先輩と会話をし、ずっと居座るのもどうかという事で今日は帰る事になった

「明日の朝から練習に参加してくれないかな?じゃないと花宮君は体が鈍るし…木吉さんも来てくれるとありがたいな」

花「はい。分かりました」

(人1)「分かりました。明日から宜しくお願いします」

てな訳で、少し早めに部活に参加する事になりましたよー

体育館を後にした所、帰る道が途中まで同じだと発覚し、一緒に帰る事となった

花宮君と下校とか色々やべぇ…

帰っている間も朝と同様に英語を略していく地獄のバトルを繰り広げた

IQ160以上ある相手によく頑張った疲れた

(人1)「今日はありがとうございました」

花「此方こそありがとう。何か、ごめんね?」

(人1)「?」

花「ほら、バスケ部に入部するのを勧めたのは俺だからさ…」

(人1)「いやいや、花宮君は何も悪い事していないじゃないですか!!バスケ部に入る事を決めたのは私です」

元から入ろうかなとは思っていたのだ

相手が今、猫被りで言った事だったとしても私が決めたという事に変わりはない

花「そっか」

(人1)「はい。…あ、洗濯物洗い忘れた」

全く関係ない事なのに、なぜ口にしたんだ私よ

急な発言を花宮君は目をパチクリさせてからプスっと息を漏らした

笑わないでハズい

花「木吉さん、弟が嫌だと言いつつも洗濯をしてあげるんだね〜」

(人1)「ち、違います違います。今は別々に暮らしているんです。私は実家で鉄平は祖父母の家」

ふふん、と得意げに笑うと、何とも言えない表情を浮かべた

どういう意味で彼は捉えたのだろう

(人1)「あれ?私って鉄平を好きじゃないって事、花宮君に言いましたっけ?」

花「言ってないよ。何か、そんな感じがしたってだけ」

地味な鎌をかけやがって…

鉄平の事が好きじゃないって、一応暫くは黙っておきたかったんにもう

(人1)「そうですか。…あ、私こっちなので。花宮君、また明日」

花「ん、また明日」

ひらりと手を振って彼と別れる

数秒後に聞こえた ふはっ という花宮君特有の笑い声は、まあ聞かなかった事にしておこうと思う


*

*


家に着くと、鞄を下ろして洗面所にある洗濯機へと向かった

やっぱ明日やろうと先延ばそうとする考えに至る前に回さなければ

(人1)「あー、鉄平がいなくなった事で本当に楽になったわ」

スタートボタンを押して伸びをする

鉄平が祖父母の家に行ったのは入学式の3日前

出て行く時の鉄平、泣きそうな顔してたな

あー、笑えてきた

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猫夜桜シラキ カラメルッチ煎餅 - ずっと更新されなくても私はこの作品が1番大好きです。 (2022年11月13日 1時) (レス) @page38 id: 8cf3f37e8c (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ - お体、大丈夫ですか?あと、もう更新はされないのでしょうか… (2021年7月30日 8時) (レス) id: eb0c729885 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです。続き待っています。 (2019年2月22日 21時) (レス) id: e799663ff5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - そうなんですね!wwwwwありがとうございます! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - ふおおおおぉぉぉおぉぉ!!!更新されたああぁぁぁぁあ!!!やっだぁぁぁあぁ!(泣)ありがとうございます!!これからも頑張ってください!!ずっと応援しています!!!! (2019年1月12日 0時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年11月23日 19時

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