299.nouvelle ページ49
冬休みも終わり、私と修造君、蒼摩君は間近に迫る受験に翻弄される日々が始まった
修造君って受験する意味あんの?
まだアメリカに行くって決まっていないからやっているんだろうけど
カリカリとシャーペンで紙に文字を増やしていきながら思う
(人1)「それよりも…」
入学先はどうしようか
とりあえず、鉄平の行く誠凛は論外
絶対に行く事はない
遠い所も勘弁
(人1)「んぁー……うん」
もう彼処でいいや
でも、彼処もいいなぁ…
学力も足りてるし、余程の事がない限りは何方も入れるだろう
シャーペンを机に置き、一旦休憩
とりあえず、数学をどうにかせねば
点P、テメェだよ
問題集に載っている点Pを意味もなく睨みつける
お前が1番厄介なんだよ
いや、XとかYとかZとかQも出てくるな
私がやってるのは英語じゃなくて数学何だよ…!!
(人1)「…数学は後でやるか」
他の科目をやろう
でないと私が発狂する不定の狂気に入る
そうして別の問題集を開いてシャーペンを手に取った
○
*
○
*
○
ちょくちょく撲滅委員会で遊んだりテストを挟んだりと過ごしている内に、いつの間にかやって来てさっさと流れていった入試
つまりはもう2月中旬
卒業まで残り僅かだ
そんで、修造君はというと
虹「俺、アメリカに行く事になったわ」
とかあっけらかんと言うものだから、私は内心苦笑をしつつ彼にツッコミを入れた
…入試を受けたのは志望校の教室で、室内にはピリリとした空気が流れていて居心地が悪くなったのは嫌な思い出だ
あれに慣れる事はきっとない
黒「Aさん、中学に残って下さいよ」
(人1)「その無理なお願いは私の耳にまで届かない」
くいっと私のブレザーの裾を引っ張るテツ君から顔を背けて耳を塞ぐ
誰だ、この子にあざとい技を教えたのは
受験を終えて緩やかになった空気を纏ういつも通りの5人
あぁ、落ち着く
灰「で、2人はどこの高校に行くんすか? そろそろ教えて下さいよー」
此方は修造君と蒼摩君に抱きつく
え、今日どうしたの
勿論そんな状況でも写真を撮る事は忘れない
(人1)「ごめんね、教えない」
黒「えー…」
虹「Aと蒼摩とで決めた事があるんだと…ふわぁ」
修造君は欠伸を1つ
羽「どこの高校に行くのかを教えないってだけだけどね」
面白そうだよねってだけで決まった事だけど、簡単な様で難しい決め事
(人1)「で、高校に入って出会うまで絶対会わない。連絡もなし」
絶対に難しい
*+*+*+
少し飛ばし過ぎたかな?
今更やけど
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悠井乃(プロフ) - ゆっき○`∀´○さん» ありがとうございます!! まじですか凄い嬉しいです(*´∀`) 頑張ります!! (2016年11月23日 5時) (
レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき○`∀´○ - これすっごく面白いです！！ この作品のファンになっちゃいましたよ！>∀<更新頑張ってください！！ (2016年11月9日 18時) (レス) id: fb11fa833b (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - リズさん» ありがとうございます！！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - この作品面白いですね！ (2016年10月31日 23時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - マーチャさん» ありがとうございます!! 頑張りますね!! (2016年9月10日 11時) (レス) id: baf3c67520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悠井乃 | 作成日時：2016年3月22日 17時
