297.nouvelle ページ47
それからまた暫くした頃、テツ君が私にだけ話したい事があるらしく、マジバへと連れてこられた
今は日曜日の午後3時
バスケ部の練習は午前で終わったとの事
(人1)「んで、どうしたの?」
黒「えと、話というのはですね、colorful’sの事何です」
ほう?
黒「彼等、団結力何て物がないに等しくなってしまって、僅かにあった黄瀬君という希望()も消え去りました」
(人1)「ふむ、それでどうすればいいのか分からなくなっちゃったんだね」
黒「はい」
ズゴゴとテツ君はバニラシェイクを飲み、私はナゲットを口に放り込む
どう返答しようか
テツ君は私に助けを求める程度には参っている
そんな彼にどう言葉をかけるのが正解なのだろう
完全に手を差し伸べる?
それとも…
少しの間を開けて、私は口を開く
(人1)「んー、かなり難しいね。…1つに絞るべき何じゃないかな」
黒「何をですか?」
(人1)「そりゃ、元に戻したい物をだよ。例えば…前みたいに青峰君の相棒に戻りたいとか、別人となってしまった赤司君を元に戻したいとか。その中のどれか1つだけに絞って動けば、少しなら前のバスケ部に近づくんじゃないかな?」
添える程度に手を貸そう
かなり辛辣…というか糞な答えを投げかけてしまった
私、屑にも程がある
黒「…きっと、それじゃ意味がないと思うんです」
(人1)「という事は、テツ君は全てを元に戻したいって事? …それこそ難しいよ。戻したい物が増えれば増える程、それは叶わなくなってしまう。あ、ええと、私だってどうにかできるのならどうにかしたいよ。だけど…」
「そろそろ受験でそれ所ではなくなりそう」
何て事は流石に言えなかった
テツ君からの信頼は失くしたくないから
黒「わ、かりました。お時間を取らせてしまってすみませんでした」
(人1)「いや、私の方こそ期待に添える答えを出せなくてごめんね」
少し暗くなった空気を振り払うべく、「もう少し頼んでくるね」と席を立った
さて、ここからどう話は進むのだろう?
1人で足掻きに足掻いて原作の様な事になるのか、はたまたどれか1つを取り戻す為に奔走するのか
…それとも、祥吾君にも相談して完全なる新しい道を創っていくのかな?
自分でも制御できず、ついつい口元が緩む
ちょっと楽しみだなぁ
テツ君には悪いけれど、ここから私は、君達2年生の問題には極力干渉をしない様にするね
だって、その方が彼等が高校に上がった時が面白そう何だもん
申し訳ないとは思ってる
だけど…ごめんね?
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悠井乃(プロフ) - ゆっき○`∀´○さん» ありがとうございます!! まじですか凄い嬉しいです(*´∀`) 頑張ります!! (2016年11月23日 5時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき○`∀´○ - これすっごく面白いです!! この作品のファンになっちゃいましたよ!>∀<更新頑張ってください!! (2016年11月9日 18時) (レス) id: fb11fa833b (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - リズさん» ありがとうございます!! (2016年11月6日 21時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - この作品面白いですね! (2016年10月31日 23時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - マーチャさん» ありがとうございます!! 頑張りますね!! (2016年9月10日 11時) (レス) id: baf3c67520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年3月22日 17時