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8月の下旬…つまり、夏休み終了まで残り僅か
そんな時期になってテツ君から電話がかかってきた
黒『も、僕、どうすればいいんですかね』
電話越しの声は、後少しで本泣きてしまうんじゃないかという位に震えている
…話によると、青峰君が全中で遂に名言である『俺に勝てるのは俺だけだ』を発動したらしい
説明が雑すぎる?
いやだってさ、どうせこれ見てる皆様ははどうなったとか知ってるじゃないですか((
なら別にいいでしょう
黒『僕も頑張りました。だけどっ』
(人1)「…テツ君はどうしたいの。前みたいなバスケをしたい? それとも、バスケ何てもう嫌になっ」
黒『嫌になる訳ないです』
被せやがった
(人1)「なら、もう少し頑張ってみようよ。私も手を貸すから」
完全にではないけど
その言葉を飲み込んで、なるべく優しく話しかければ
黒『ありがとうございます』
ほんの少しだけ明るくなったテツ君の声が耳に届いた
黒『…そうだ。Aさん、怪我の方はもう大丈夫何ですか?』
(人1)「うん、もう完治したも同然。後は運動して筋肉をつけるだけかな」
誰もいないにも関わらず、ついつい反射的に腕を曲げてしまう
誰もいなくてよかった
黒『じゃあ、また一緒に帰れるようになりますね』
ふふ、と声を漏らして嬉しそうに笑う
といっても、電話越しだから表情は見えないのだが
ふと時計に目を向けると、時刻はもう10:30
(人1)「テツ君、まだ寝なくて大丈夫なの? 明日も試合があるんじゃ…」
黒『あっ、もうこんな時間何ですね。夜遅くにすみませんでした。お休みなさい』
(人1)「お休みなさい。明日頑張ってね」
通話を切ると、携帯に充電器を差し込んでベッドに寝転ぶ
いつの間にか原作の内容が進んでいた
そういや、修造君が8月中に全中があるとか言ってたっけ
竜「わんっ」
竜胆が寝転んだ私の腹に頭を乗せてきた
撫でろという事か
両手を使ってわっしゃわっしゃと撫でくり回しながらふと思う
桃井ちゃんは大丈夫だろうか
きっと、少しずつ様子のおかしくなる青峰君を近くで見ていただろうから心配だ
私、青桃派だからさ、2人には幸せになって欲しいとか思ってるのよ
(人1)「…今そんな事を考えてたって意味ないか」
とりあえず今日は寝てしまおう
電気を消し、ベットに潜り込んでから眠りについた
○
*
○
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○
あのテツ君の電話からは特に問題も起こらず、そのまま流れる様にして夏休みは終了し、今日からは2学期が始まる
*+*+*
夏休みcomeback…!!
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悠井乃(プロフ) - ゆっき○`∀´○さん» ありがとうございます!! まじですか凄い嬉しいです(*´∀`) 頑張ります!! (2016年11月23日 5時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき○`∀´○ - これすっごく面白いです!! この作品のファンになっちゃいましたよ!>∀<更新頑張ってください!! (2016年11月9日 18時) (レス) id: fb11fa833b (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - リズさん» ありがとうございます!! (2016年11月6日 21時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - この作品面白いですね! (2016年10月31日 23時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - マーチャさん» ありがとうございます!! 頑張りますね!! (2016年9月10日 11時) (レス) id: baf3c67520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年3月22日 17時