【黒バス】木吉先輩の双子は転生系女子の様で~six~

254.nouvelle ページ4

話し終えると、先生は難しい顔をしていた

「…木吉さんは、これからどうしたいの?」

(人1)「できる事なら、今から早退して…」

「早退してどこに行くの。テレビでやっていたんだけどね、事故が起こったのは国外。それも、日本からは結構離れた所らしいのよ」

(人1)「……」

確かに、早退したとしてもどこへ向かえばいいのだろう

空港?

それとも警察?

ああ、全く分からない

「ごめんね。私もどうにかしてあげたいんだけど、こういう事は初めてなの。今は、情報が入るまで動かない方がいいと思う」

(人1)「…はい」

「授業には出れそう?」

羽「さっき、食堂で騒いだからねえ。教室には戻り難いね」

その後、俺達も と続けてきた

本当ごめんって

「じゃあ、ここで待機って事で。内申は気にしなくていいわよ。3人共悪くないから」

虹「すみません…」

「いいのいいの。他の先生にも、この事は伝えておくわね」

そう言って、先生は行ってしまった

虹「あの先生、容姿も人柄もいいから人気が高いよな」

羽「本当ねー。あの見た目で、4…。おっと」

年齢を言いかけて、慌てて口を手で覆う

周りをキョロキョロと見回してみたが、運良く誰にも聞かれていなかった様だ

あっぶねー

『先程のニュースの続報をお伝えします』

(人1)「!!」

テレビから、そんな言葉が聞こえてきた

其方に顔を向ける

『飛行機が到着する予定だった○○空港に、飛行機に搭乗されていた方々の親族等が殺到しており、大変混み合っております』

空港にあふれ返る親族等でとんでもない事になっている状況が、画面には映し出されていた

羽「うわあ。これは、あっちに行っていたとしても何も出来なかっただろうね…」

虹「それ程までに大事な人が乗っていたんだろ。でも、冷静に…慎重に行動をしないと、どうする事も出来ねえよ」

(人1)「…」

どうなんだろうな

1人であのニュースを見ていたら、私も彼処の内の1人になっていただろう

今も、向かいたくてうずうずしている自分がいる

…難しいね

虹「そういえば、お前の弟はどうしてるんだろうな」

(人1)「さあ?」

羽「連絡は来てないの?」

(人1)「確認してみ……うわっ!?」

携帯を開くと、そこには着信履歴とかLINKの通知とかで凄い事になっていた

(人1)「こ、これどうすればいいの?返信すべき?連絡するべき?」

虹「してやれよ」

そうですよねー

*+*+*+
日本語分かんねえ
こういうのって、人によって意見が分かれるから表現の仕方に迷う
では

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