263.nouvelle ページ13
赤「桃井がどうかしましたか?」
コテンと頭を傾けて私達を見上げてくる
まだ私より小さいんだよねー
早く成長するといいっすね
…何て言ったら、私の首は体から離れそうだ
虹「頼まれていたものを、お前に渡したいみたいだったぞ。その桃井は、お前を探す為に体育館を出て行ったけど」
赤「…。教えてくれてありがとうございます。では、俺は探しに行ってきます」
会釈をして出て行こうとする赤司君
そんな赤司君を見て、私はある事を思いついた
(人1)「ねえ、赤司君」
赤「はい?」
(人1)「桃井ちゃんが情報収集中に無理をしない様、ストッパーを付けた方がいいと思うんです」
赤「はあ…」
突然そんな事を言う私に、何ともいえない表情を見せる
修造君は、成る程な と呆れ顔
(人1)「これ、いい案だと思うんですよ。だから、ええと…」
遠回し過ぎて何を言っているのかいまいち分からないらしく、どんどん困惑した表情になる
うん、私も何を言ってんのかよく分からない
説明力が欲しい
虹「青峰と桃井って、互いにほらさ?」
言葉に迷っていると、それを見ていた修造君が助け船を出した
赤「ああ、2人共好意を抱きあってますよね」
虹「そうそう…それで、だ。少しでも進展する可能性のあるものはどんどん取り入れるべきだと思う訳よ」
赤「…成る程、桃井が無理をして体調を崩さない様、ストッパーが欲しい。だから、両思いの癖して完全に停滞状態になりつつある桃井のストッパー役を、告白すればいいのに告白をしないヘタレの青峰にやらせたいんですね」
ちょっと赤司君、君は何て事を言ってんですか
いや、合ってるんだけどね?
間違ってないんだけどね?
赤「分かりました。やりましょうそれ」
(人1)「え、いいんですか?これ採用して」
赤「だって、進展がなさ過ぎて、こっちがもどかしいしやきもきするじゃないですか」
(人1)「ですよね」
ほう、赤司君でもそう思うんすね
こういう事には興味のない子だと勝手に思ってた
虹「じゃあ頼む。絶対赤司じゃないと2人共了承しないだろ?」
赤「そうですかね?では、今度こそ桃井を探しに行ってきます」
(人1)「引き止めてしまってすみません」
赤「いえ。では」
あかしくんは ももいちゃんを さがすたびに でかけた←
…
何か、やりたくなったんだよ
虹「赤司を使うとか」
(人1)「い、いいじゃん」
それが1番いい案だって私の何かが言ったんだよ
たまにあるでしょ?
勘で何か、そういう答えに至る事ってさ
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悠井乃(プロフ) - ゆっき○`∀´○さん» ありがとうございます!! まじですか凄い嬉しいです(*´∀`) 頑張ります!! (2016年11月23日 5時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっき○`∀´○ - これすっごく面白いです!! この作品のファンになっちゃいましたよ!>∀<更新頑張ってください!! (2016年11月9日 18時) (レス) id: fb11fa833b (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - リズさん» ありがとうございます!! (2016年11月6日 21時) (レス) id: 6dae7f5183 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - この作品面白いですね! (2016年10月31日 23時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
悠井乃(プロフ) - マーチャさん» ありがとうございます!! 頑張りますね!! (2016年9月10日 11時) (レス) id: baf3c67520 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:悠井乃 | 作成日時:2016年3月22日 17時