赤いコートの不審者 ページ7
「っはぁ…マジで私無事？大丈夫？」
一「まぁ大丈夫だと思うよ」
「生還してるならいいの…」
立ち上がって辺りを見渡すと、さっきまでいた五人がいない。
真顔の一松が立っているだけ。
今の一瞬で何が？
「ヤベェ…マジヤベェ」
一「うん」
ここどこだお。
「一松と！よりによって一松と迷うなんて！！」
一「え。何。こんなクズとじゃ嫌？」
「そ、そんなこと言ってないじゃない……」
て言うか冬まじ寒い。
凍え死ぬから腕貸して、と左腕を首に巻きつける。
「……ん？ねぇ、一松。あんな人いたっけ…？」
一「……いや、いなかったね」
赤いコートを着た女の…人？
「あっ、そういえばこの頃、ここら辺で赤いコート着た不審者いるって部下から聞いた」
一「え〜、絶対その人じゃん…て言うか、赤いコートって何。目立つね」
「だよね〜、部下が『俺だったら見つけた瞬間撃ち抜きますね』って言ってた」
一「あんたの家って物騒だよね」
そうかな？顔を見上げると、前見たほうがいいよ、と言われる。
「……うわぁああああぁあ！！！！」
一「マジ不審者じゃん…」
右手に…ハサミ！？
ハサミ持って何すんの！？家庭科室は三階だけど！？
ここ多分三階じゃないけど！？
「前壁！？」
一「詰んだね」
「なんでそんな落ち着いてられる！？」
一「…Aと一緒だったらいいかな、って……」
トゥンク…じゃねぇよ！死にたかねぇよ！
「ねぇ、私……綺麗？」
綺麗も何も、マスクしてんだし顔ワカンねぇ。
「ワタシ……キレイ？」
「綺麗とかブスとかよりも先に、マスク取りませんか……？」
そう言うと、ひとときの静寂。
何かしたか私。
「私……綺麗……？」
「何回言わせんだこいつ！！私の方が美人ですけど！！」←
そういった後、やる気のない一松を連れて廊下を全力疾走した。
「はぁ、はぁ、はぁ……まじで、無理…」
一「どんまい。あ、あれ十四松じゃない？」
「あ、ほんとだ」
廊下の向こうに十四松が突っ立っている。
何してるんだろう。
「十四松ー！何してんのー？」
十「A、ちゃん……僕…」
「？十四松？」
様子がおかしい。何かあった？
「テケテケテケテケ」
「うぎゃあぁああぁあああ！！！！」
十四松の後ろから下半身のない女が走って(？)来る。
まじで逃げる。
一「ちょ、あれ何！？」
十「テケテケ！」
「そのまんまじゃねえかあああぁあ！！」
廊下は走っちゃいけないんだー。(ブーメラン)
廊下を左に曲がろうとした時、誰かにぶつかる。
「いってぇ！！ていうか逃げろ！！」
カ「honey！？」
「カラ松かよ！！」
コックリさんでこんなにウザい？→←ここから先、〇〇の世界Part1
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松々先輩(プロフ) - アクェッリアスさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！シリアスとギャグを共存させたい思いでがんばりました！中学歳の頃の拙い文章ですが、楽しめてもらって良かったです！ (2020年11月1日 0時) (
レス) id: 0b2f636a57 (このIDを非表示/違反報告)
アクェッリアス - 好きなものが詰め込まれてて何回でも読んでます！(*'▽'*)シリアスとギャグが入った作品はあまりみないのですこすこのすこです！更新頑張ってください！初コメ失礼します！！ (2020年10月31日 23時) (レス) id: a816c3cac6 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - あいあむ、にゃんこ！さん» ありがとうございます！！夢主ちゃんの心情で口調が変わるので、そこら辺も含めて楽しんでいただければ幸いです…。細かいところまでありがとうございました！ (2020年10月7日 23時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ、にゃんこ！ - 松々先輩さん» ふぁっ！？こんなに早くレスがくると思ってなかった…なるほど！それなら納得です！そこまで考えてなかったなぁ…ﾃﾍ☆((これからも読み続けます！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: fd5841d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
あいあむ、にゃんこ！ - ただ、途中の番外編に囚われてるのかなぁ…でも、番外編の前からだったしなぁ…なんて思った次第です！あ、なんでこの話したかと言うと、僕は前の口調の方が好きだったので、もしよければ次からでいいので元に戻していただけたらなぁ…と！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: fd5841d6e1 (このIDを非表示/違反報告)
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