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───…壁が、見えた。
「これ以上踏み込んでくるな」と言っているような微笑み。いや、脅迫に近いそれだった。
FBIは味方だと分かっている。分かっているが、どうしてもAさんだけはよく分からないのだ。
コ「(冷静すぎる分析、パソコン一台で機密情報盗む技術、そして赤井さんに匹敵する狙撃……)」
まだまだ力の底を見せていないだろう。
そしてバーボンがどんな奴かも知っているのに、味方である赤井さんやFBIの皆にも情報を教えない。ジョディさんにも火傷の男がバーボンだと伝えていないのだ。
コ「(一体何者なんだ……)」
一番謎なのは松田刑事と恋人同士な事だ。
松田刑事にAさんの事を聞いたら、警察学校の同期で何年も前から知り合いだったらしいが、数年前忽然と姿を消したらしい。
どうして連絡もなしに消えたか知らないの？と松田刑事に聞いても「知らねーよ」の一点張りだった。
コ「………そういえば、Aさんがつけてる時計って松田刑事がつけてたやつだよね」
貴「よく知ってるねぇ
陣平がくれたんだよ」
ヘラリと笑うAさん。
その様子を見ると松田刑事とは本当に想い合っていて、日本警察を利用する為とかでは無いように思う。だって花飛んでるし。ぽわぽわ…ってAさんの周りに。
コ「(……あれ？)」
壁が無くなった……ように感じた。
さっきまでピリピリというか、息を呑む様な威圧感がAさんから発せられていたのに。なんだか拍子抜けした気分だ。
貴「…コナンくんにいい事教えてあげるよ」
コ「えっ、なに？」
やっとバーボンの事を教えてくれるのか、と少し食い気味になってしまった。その俺の様子を見てAさんはフフッと鼻で笑った。
貴「私から情報を聞き出したかったら、松田陣平の名前を出すと効果的かもしれないよ」
コ「は？」
貴「私、彼の事になると気が緩むと自負してるから」
………あぁ、だから壁が無くなったのか。
にっこりと微笑むAさんの目線の先には、松田刑事から貰った時計がキラリと輝いていた。また追加でポッ！ポポポン！と花が咲いた様に見えた。
コ「(───…って、
ただの惚け話じゃねーかよ！)」
貴「新一くんも蘭ちゃんとこういう事出来るといいねぇ」
俺をからかうように言うAさんの笑みは梓さんの言う通り、モデルのように綺麗だった。
………こりゃ松田刑事も惚れるわな。
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小雪(プロフ) - 夏樹さん» 初めまして！BBちゃん可愛いですよねー！ムーンキャンサー欲しいですけど巌窟王ほしい…！来年復刻くるのを願いましょう…！（笑）続編作りましたのでそちらも見ていただければ嬉しいです！！ (2018年8月24日 13時) (
レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 初めてまして。私はBB推しなのですがメイヴ様2枚だけでしたよ。更新楽しみにしております。 (2018年8月24日 13時) (レス) id: 38b3a28175 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - りんごさん» 例のエンディングの安室さんの寂しげな背中を見て「ポアロで安室さんを幸せにしたい！！！」という謎の使命感にかられて書きました（笑）ほっこりしていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 仲が良いですね〜 見ててほっこりします笑 更新頑張ってください！ (2018年8月23日 10時) (レス) id: 0d67710dc7 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 純白さん» リクエストありがとうございます。そうなんですよねー…イチャイチャシーン私も書きたいです……次の本編が一段落して緋色シリーズが始まる前辺りに少し番外編でイチャイチャさせようかと思ってます！（笑）更新頑張らせていただきます！！ (2018年8月21日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年7月18日 13時
