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貴『あ、やっほ』
松「んだよ…用件は手短に言え……」
貴『今君の家の前にいる』
松「はぁ…？」
むくりとベッドから起き、玄関へ向かった。
扉を開けると宣言通り、携帯電話を耳に当てたままのAが立っていた。
松「………何時だと思ってんだよ…」
貴「朝の三時でーーーす」
松「うるせぇ、近所迷惑だ」
とりあえず中入れ、と促せばAは遠慮無しに家に入って来た。こんな時間に何しに来たんだ、こいつ。
リビングのソファに座り、何しに来たのか聞くとAは手に持っていた袋から何かを取り出した。
貴「じゃーん、プレゼント〜！」
中から取り出したのは有名な時計ブランドのロゴが書いてある箱。まさかと思うが、これがプレゼントなのか？
松「このブランド安くても数十万するだろ…」
貴「えっ？そうなの？
値段見ずに買ったから分かんない」
Aが言うに、陣平に一番似合いそうな時計がそれだったから値段なんて関係ないよね！だそうだ。何だその可愛い理由。
俺もよく萩原に「松田って永榮の事になると周り見えなくなるよなー」とか言われるが、こいつも大概だ。
貴「もしかして嬉しくなかった…？」
松「……嬉しいに決まってんだろ…」
嬉しすぎて感情が一回転し、逆に冷静になるあれだ。
Aの手を俺の心臓に当ててやると、ふにゃりと笑った。久しぶりに見たそれは俺の理性を削るには充分だった。
貴「凄く早ん、むっ…」
あぁ、ダメだ。
すぐにやめないと止まらなくなる。まるで一種の中毒だ。
貴「……んぅ…じ、……ﾝｯ、」
息が続かないのか、俺の胸を押すA。
させまいとAの後頭部を抱えて固定してやると、そいつは目を開けて驚いていた。
恐らく俺は五分程、Aの唇を貪った。
唇が離れ、どちらのか分からなくなった銀の糸が切れた時にはお互い息が上がっていた。
貴「し、死ぬかと思った…」
松「悪い…」
もしも、FBIと警察官の恋人同士の死因が「長時間のキスによる酸欠死」なんてニュースで流れたら世の中の笑い者だ。まぁ、幸せな死に方である事には違いないだろう。
死ぬ間際まで彼女を感じれるのなら。
俺達の場合、その役割を果たしてくれるのがこの時計のようだ。
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小雪(プロフ) - 夏樹さん» 初めまして！BBちゃん可愛いですよねー！ムーンキャンサー欲しいですけど巌窟王ほしい…！来年復刻くるのを願いましょう…！（笑）続編作りましたのでそちらも見ていただければ嬉しいです！！ (2018年8月24日 13時) (
レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 初めてまして。私はBB推しなのですがメイヴ様2枚だけでしたよ。更新楽しみにしております。 (2018年8月24日 13時) (レス) id: 38b3a28175 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - りんごさん» 例のエンディングの安室さんの寂しげな背中を見て「ポアロで安室さんを幸せにしたい！！！」という謎の使命感にかられて書きました（笑）ほっこりしていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 仲が良いですね〜 見ててほっこりします笑 更新頑張ってください！ (2018年8月23日 10時) (レス) id: 0d67710dc7 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 純白さん» リクエストありがとうございます。そうなんですよねー…イチャイチャシーン私も書きたいです……次の本編が一段落して緋色シリーズが始まる前辺りに少し番外編でイチャイチャさせようかと思ってます！（笑）更新頑張らせていただきます！！ (2018年8月21日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年7月18日 13時
