Eランクには隠れチートがいます【3】

111話 ページ21

真希サイド

っつ…

沙紀…

辛かったんだな…

俺も、有ったな…

前世のことで虐められ、普通じゃないって、さげすまされ…

あのとき、まーしぃと出会わなかったら…

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幼少真希「何だ？あそこに人が、って、アブねぇ！」

ﾄﾞｻｯ

幼少真希「大丈夫か？」

幼少志麻「大丈夫…」

幼少真希「お前、名前は？俺は、真希」

幼少志麻「志麻…」

幼少真希「志麻か…じゃあまーしぃやな！よろしゅうな！まーしぃ！」

幼少志麻「？！よろしくな！」

数ヵ月後…

幼少志麻「なぁ、真希。お前って人に甘えねぇよな。」

幼少真希「甘える？そんなの恥やん。誇り高く生きていかんな！」

幼少志麻「でも、人は甘えねぇとさ。俺は、真希が大切だから、甘えてほしいし、甘えたい。」

幼少真希「！！じ、じゃあ…まーしぃ、抱き締めて…」

幼少志麻「ほら。」ｷﾞｭｰ

幼少真希「ｸﾞｽｯこれがっ人の温もり？ｸﾞｽｯ」

幼少志麻「せやで。」

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もしかしたら、今頃…

でも、すっかり方言は使わなくなったな…

沙紀。

俺は、キラーに生きてほしいと思うなら、キラーを生かすよ。

だからさ、逝かないで。

お願い…


俺の大切な人をこれ以上失いたくねぇんだよ…

嗚呼俺は、無力だな…

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