Eランクには隠れチートがいます【3】

102話！ ページ12

沙紀side


いやぁ〜咄嗟に嘘をついたのはいいものの､真希にバレたな…？


無駄に感鋭いもんなぁ…


『暗殺…私役に立てるかな？』


もう暗殺日が近づいてきているから不安なのだろう。


真希「Aは強いんだから大丈夫だろ」


沙紀「自信持ちなよ…僕らに何回も勝ってるんだからさ」


『二人がそう言うなら…少しでも役立ってみせる…！』


はァ…本当に最ッ悪だわ…


Aが本気出しちゃあ誰も相手にできないからさァ。


例えKILLERでも…ね。


そんなことを考えながらボーッと歩いていると教室についたみたいだ。


Sランクの奴らに普通に会うのも嫌なのに今のこの状況で協力している状態。


本ッ当に嫌だ。


ガラガラッ


『おはよう！』


真希「はよっす」


いいよね気楽で。


いいよね楽しそうで。


いいよね親が僕みたいなのじゃなくて。


ズルいよ。


世の中不平等だよ。


神様なんていないんだ。


僕にとっての神様なんて。


沙紀「……。」


96「沙紀…ちゃん？」


沙紀「嗚呼､96さん。」


96「大丈夫？」


沙紀「大丈夫ですよ」ﾆｺｯ


はァ…疲れるなぁ愛想笑い…


愛想笑いとか何時ぶりだろう。


あれ…？てか素で話していないのは何時から？


人を気にかけるようになったのは？


分かんない…分からない…


誰か…教えて…

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