泡沫の恋を君と2【佐野玲於】

神様仏様 ページ8

玲於｢ブッサイクな顔｣







貴｢ん、ブサイクじゃないよ。｣








あの後子供みたいにワンワン泣きじゃくっちゃって、でも玲於くん泣き止むまで私の背中ポンポン叩いて安心させてくれた









玲於くん俺が顔みたいだけとか私と話してたいとかそんな事言うんだよ









その度にドキドキして胸が苦しくなって、もうほんとにダメだ









それに嫌いなんかじゃなくて、私玲於くんの事好きって口に出そうとしてた。でもすきなんかじゃないってまた自分に言い聞かせる









玲於｢いちごちゃんは笑顔が似合うからさ、ずっと笑ってて、うん｣








照れくさそうに玲於くん言うの、笑顔が似合うかぁ、ちょっと嬉しいかも









貴｢へへ、玲於くんありがと。｣









こんな馬鹿な私のこと友達だって思ってくれて、優しくしてくれて









私もう、玲於くんの事で悩んだり避けたりしないって決めたよ、だって次も避けたらなんか玲於くんにほんとに殴られそうだし。









玲於｢嫌なんもしてねーし。｣









貴｢私と友達で居てくれてありがとう。｣









玲於｢うん、まあ..それは当たり前｣








貴｢夏休みが終わっても、友達で居ようね｣








玲於｢それも当たり前｣








少しだけ玲於くんほっぺた赤くして照れてるのかな、可愛い









今まで好きになっちゃいけない人だって思ってたけど、もう認めちゃえばいいのかな、そうすれば楽になる？？









だって会わなければ会わないで胸が苦しくなって泣きそうになってでも









会ったらあったでまたドキドキして、この気持ち止められないのがわかるの、神様に止めても無駄だよって言われてるみたい









玲於｢何ぼーっとしてんの、今から絶景スポット行く？｣








貴｢いいの？｣









玲於｢いちごちゃんだけに特別教えてやる｣









貴｢それずるいよ｣









特別って言葉ドキドキして、ワクワクするし嬉しい玲於くんってこーゆー所ずるいと思う









玲於｢何もせこしてねーし。それにまあ、いちごちゃんに見せたいって思ってたんだって｣








貴｢それもずるい。｣









絶対狙ってると思う私がキュンキュンするような言葉選んで、人の気も知らないで、なんかもう逆に玲於くんにムカついて来たかも...









玲於｢何行かねーの？｣








貴｢行きます。｣









神様、私はこの気持ちを認めた方がいいのでしょうか。

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