23 . 危機 - Catharsis ページ24
.※side changeA→泉※
.
物凄い爆風によって吹き飛んだ、扉だった場所から部屋へと飛び込む。
平気な顔をした悪魔が、そこにはいた。
「…………っ、」
「…ッかは、……」
吐き出した血が、嫌な音を立てて床に散る。
ぐったりとしている彼女はぴくりとも動かず
れおくんに抱かれたまま。
壊れた人形のように、汚れ、焼けて。
この様子から見て、発動された魔法は、炎系統魔法の高等魔法、
『高等魔法』
それぞれの系統魔法に於いて、最大級の威力を誇る魔法。
優れた魔法師が使用する、殺傷能力ランクS。
「………」
「…泉
来るのが遅かったですね
貴方を見るに…この少女は計画に従わず、自分で動いた結果、此処に来てしまった、ということでしょうかね
……残念です、少しは楽しめると思ったのに
…まさか、"
呼んだって、その小さな背中は動かない。
ただ苦しそうに、肩を上下させながら息をして。
きっと、Aを守ろうとしたんだろう
でも、それは無理だった。
自分が無駄に怪我を負っただけで。
「……」
「……っせ、……な…」
「あれを直で受けて…まだ喋れますか、レオ
さすが私の一番のお気に入りです
……ですが、死んだものにいつまでもまとわりつくとは、みっともないですね
起きてしまったことは変わり無いというのに」
何を言おうとして口を開いた、でも、れおくんは何も言わない。
きっと、言えない。
怪我の痛みの方が、勝ってしまっているから。
大丈夫だよれおくん、A
………俺が勝つから
「…戦うつもりですか？泉。
笑わせないでください、レオでさえ手と足がでないというのに、それよりも劣る泉が、私に勝つというのですか？」
確かに、この人にはたくさん世話になった。
教わったこともいっぱいあった。
貴女に教わったこと。
それは、大切なものは近くに、手を伸ばす先にあるのだということ。
ものを失った悲しみで、人を殺すこともできるのだと
部屋から駆け出し、俺は初めてこの人の前で、口を開いた。
「
「…泉、貴方、声が……」
「…育ててくれてありがとう
……………さよなら」
その言葉と共に、光は辺りを包み込んだ。
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まひる(プロフ) - L:eta-starさん» 魔法の名前は、例えば炎系統魔法でしたら、火に関連する英単語とかを参考にさせていただいています！楽しんでいただけて嬉しいです(*´｀*) (2018年3月18日 20時) (
レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
L:eta-star - （続）名前入力忘れました！すみません:;(∩´`∩);:とても面白かったです！応援してます！ (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
（名前） - とても素敵なお話ですね！全員がかっこいいです！！！！まひるさんは魔法の名前など、自分で考えて作っているのですか…??? (2018年3月17日 22時) (レス) id: e6de48871a (このIDを非表示/違反報告)
まひる(プロフ) - まおりぃぬさん» ありがとうございます！！そう言っていただけると嬉しいです笑笑ご期待に答えられるように頑張ります(*´∀｀*) (2017年7月15日 21時) (レス) id: 203be79402 (このIDを非表示/違反報告)
まおりぃぬ - 続編頑張ってください！どこまでもどこまでもd((ry 愛しております！！！(←怖い。)楽しみにしています！ (2017年7月15日 20時) (レス) id: 053800845a (このIDを非表示/違反報告)
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