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『ここ…どこ…?』
走っていたらよくわからない場所に迷い混んでしまった。
周りには大きな建物と小さな公園。
戻ろうにも、どこから帰ればいいのかわからない。
『どうしよう…』
この間にも真澄くんは…と思うと気が気じゃない。
お願い。真澄くんに会わせて…!
「なんで…」
聞こえた小さな声。
聞こえた方向は小さな公園で、
『…っ…真澄くっ…!』
驚いている顔の真澄くんがいた。
良かった。まだ消えていない。
真「なんでアンタがここに…っ…!!」
乾いた音が一つ。私が真澄くんを叩いた音だ。
『森山先輩から全部聞いたよ。なんで言ってくれなかったの…?真澄くんはいつも私にたくさんの言葉をくれるけど、こういう時だけ言ってくれないのはずるいよ…っ…』
緊張や不安が解けて、涙が溢れ出す。
真「…ごめん。ウィンターカップを楽しみにしてるアンタを見たら言い出せなかった」
『確かにウィンターカップは大事だけど、でもこのまま真澄くんと会えないままお別れになる方が絶対後悔してる。…もう、行っちゃうの?』
声が震える。認めたくない。
いつかきてしまうと思ってた、でもこんなに早いなんて。
真「俺だって出たかった。でも、たぶん今日がタイムリミットなんだ」
『……っ…!』
このまま会えなくなるなんて嫌だよ。
せっかく想いが実ったのに。
真「泣かないで。…決心が鈍るからアンタには会わないつもりだったのに」
『…ごめん』
真「ねぇ、こっち見て」
真澄くんの手によって顔を上に向けられる。
その時の真澄くんはとても優しい顔をしていた。
真「…一緒に来てほしい」
私の目を真っ直ぐ見ながら伝える真澄くん。
真「自分勝手なのはわかってる。でもやっぱり俺はAとずっと一緒にいたい。俺と一緒に来て」
全部を捨てる覚悟はある?
家や、学校、友達。
海常高校のことも心配で、ウィンターカップも見届けたかった。
でも、覚悟はできてた。
森山先輩から話を聞いたときから。
森「碓氷を頼む」
『はい!あと私からも一つ。真澄くんに会えたらたぶん私は、』
森「わかってるよ。実はこの話は他のメンバーは知ってるんだ。だから心の準備はできてるよ」
『森山先輩…!』
森「こっちのことは任せて。幸せになるんだよ」
『…はい!』
だから、私は
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Gang ster×Sick - 私は真澄のモノになってもいい!貢がせて・・・。 (2019年11月16日 0時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲那 | 作成日時:2019年6月4日 7時