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合宿最終日。
何も話せないまま、一日が終わろうとしている。
なんだかソワソワしてしまって、あの時と同じように外のベンチに腰掛けた。
『……あ、』
真「……ッ!?」
タイミング良く現れた真澄くん。
でも、私を見るとすぐに種を返してしまった。
『待って、真澄くん!』
真「…………」
『話があるの!』
真「…俺は話したくない」
『お願いだから、待って!』
追いかけて、手を掴んでやっと止まってくれた。
『まずは避けてごめんなさい。真澄くんが悪いわけじゃないのに、変に維持張ってて』
真「…怒ってないの?」
『怒ってないよ』
真「…良かった」
やっとこっちを向いてくれた。
たった数日なのに、話さないだけですごく長く感じた数日間。
真「…俺もごめん。あの日、嫌われたんじゃないかと思って声かけられなかった。今も嫌われたと思ってたから話せなかった」
『そんな訳ないよ。私ね、ずっと引っ掛かってたの。真澄くんに初めて会ったとき、監督に似てるって言われて、それで好きって言われて。
真澄くんは、私が好きなわけじゃないんだろうなって』
もし、元の世界に戻れることになったらすぐに戻って私のことなんか忘れちゃうんじゃないかって。
『勝手に壁を感じてた』
真「…それって」
『うん、ただの嫉妬』
真澄くんに告白される度に、こんなに想われてる監督さんが羨ましい。
いっそのこと顔なんて似てなければ良かった。
なんて思ったりもした。
『真澄くんの本当の気持ちはわからないけど』
これが私の気持ちだから。
『私は真澄くんが、好き』
真「……!?」
目を見てはっきりと告げた。
この想いが少しでも伝わってほしくて。
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Gang ster×Sick - 私は真澄のモノになってもいい!貢がせて・・・。 (2019年11月16日 0時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲那 | 作成日時:2019年6月4日 7時