検索窓
今日:9 hit、昨日:171 hit、合計:219,252 hit

sleepy 43 ページ44

何とか合宿1日目の練習が終わり、各自の自由時間になった。


全員支給された晩御飯も食べ終え、自主練をする人、寝室である教室で休む人と皆それぞれだ。


私はというと、明日部活で使うための物品を用意し、体育館まで運んでいる最中だ。


明日の朝やるとなると時間が無い、今のうちにやっておきたい。


とダンボール箱を2つ重ねてもって、体育館まで移動していると







「あ、国見君、金田一君、お疲れ様」


後輩2人とすれ違った。


「っす、お疲れ様です!」


「お疲れ様です」


2人の様子を見る限り、シャワー後だろうか。


「シャワー浴びてきたの?」


「はい、混むと嫌なんで」


と髪の毛をタオルで擦りながら反応してくれる金田一君。


いつもと違って髪の毛が濡れているせいか、なんだか2人とも少しあどけない。


「A先輩は?どうしたんですかそれ」


とダンボール箱をまじまじと見つめてくる国見君。


「明日部活で使う物品だよ。今のうちに体育館に運んでおこうと思って」



「俺、手伝いま、、」


「持ちます」


と金田一君の言葉を遮り、重ねて持っていた私のダンボール箱を1つ奪う国見君。


「え、いいよ!2人とも疲れてるでしょ。休まないと、、」


「それは先輩もでしょ、金田一は先帰ってて」


「あ、、おう」


と金田一君は国見君いわれるがまま、教室へと戻って行った。


「本当にいいの?重いでしょそれ」


「いや別に大丈夫ですよ。少し重いですけど。ってかよくこんなの2つも運んでますね」


「まぁ体力には自信あるから、、」


とそんな会話をしながら荷物を持ち、体育館まで一緒に運んでくれる国見君。


なんだかんだ優しい。

sleepy 44→←sleepy 42



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (171 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
394人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 青葉城西 , 国見英   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ますだ | 作成日時:2023年10月25日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。