【文スト】危険人物に生まれ変わったので生を謳歌してやろうと思った。勿論後悔も反省も全然していない。

外出が二十三回 ページ25

A視点




そのウィンクと言葉に返ってきた反応は様々だ。




「ええっ、敦君羨ましい！」



「い、いりませんよパトロンは！！」



「はい、もしもし………え、依頼ですか？」



「何？………ほら、小僧！太宰！社に戻るぞ！！」




個性が強いなぁ、ていうか最後二人は無視かよ、と思いながらお会計を済ませて私も目的地へ向かう。

どこにって？ハハッ、あの帽子さんのところだよ何回も言わせんな察して………




私が外に出れば、黒塗りの高級車が止めてあった。おっとー？準備が良過ぎるぞぅ？？




私は不機嫌さを隠そうともせずに車の後部座席に乗り込み、運転席の人に向かって言う。




『まー随分と早いお迎えですね！ていうかどうやって居場所特定してんの？普通に怖いんですけど？？』



「まァ俺とAの仲だからな」



『どう考えてもその言葉でも片付けられないんだよ居場所特定は！一卵性双生児でも無理だよそれ！！

………本当にもう双黒って話通じねぇな………なんなんだよこいつら………』




はい！みんな大好きﾅｶﾊﾗﾁｭｳﾔさんだよ！見てる分には物凄い目の保養だよね！見てるだけなら！！

だがしかし。双黒に限った話じゃ無いが、私が絡むと頭がヤバくなるのは皆様最早承知の上だと思う。誠に不本意である。

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