【文スト】転生して気付けば手遅れでした()【勘違い】

愚痴が七つ ページ9

A視点




そうやって少し悩んで、結局名前ぐらいならいいかと決めて口を開く。

自分で自分の首を絞めてる気しかしないけどまぁ大丈夫だよね！




『…………西園寺Aです。』



「西園寺さん、ですか。あの、重ね重ね有難う御座います！この御恩はいつか必ず！」



『あの、本当に結構ですから。当たり前のことをしただけですので………それでは私はこれで。』




といって逃げる様にその場を去る。

取り敢えず太宰さんとか軍警が通る前にどっか行かなきゃ(使命感)




いやぁでも眼福眼福！こりゃあ一生の思い出になるぜ！

めっちゃ楽しかった！凄い楽しかった！これだけで横浜に来た甲斐あるよね！




でももうこんな体験は要らないかな……もういいや………心臓に悪すぎる………




とか思いながら家に帰ろうとツカツカ歩く。




然し私はそこで或る事実に気付いた。




………来て間もない街を歩き回った所為で家の場所判らなくなっちゃったぜー………

やだ、私、阿呆過ぎ………？

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