愚痴が二十三 ページ25
A視点
ナオミちゃんは私が出したお茶菓子のケーキを見てナオミちゃんは歓喜の声を上げる。
「これ、今話題になっている駅前の洋菓子屋の数量限定ケーキでしょう?凄い!」
『運が良かったのか然程並ばずに買えたからお裾分けしようと思って。
あとこれも。なんだかわかる?』
「これは………某高級店のマカロン!これ二十個入りで数万は行くという噂ですわ!」
『そう!初めて友達を呼ぶことに舞い上がって買ったクソ高いマカロン!!
ナオミちゃんに喜んで頂けたなら私冥利に尽きますわぁ………』
そんな感じでキャッキャと女子高校生らしくスイーツに喜び話を弾ませる。
やばい、私今めっちゃ年相応な事してる………!楽しい!!
とか思っていると、ナオミちゃんがふと思いついたように言う。
「そう言えば、その本は一体何の本ですの?表紙にも何も書かれていませんけれど。」
『本?』
視線を横に向けたナオミちゃんにつられて私も横を見る。
すると、なんだか見た事のない分厚くて豪華な赤い革表紙の本と、これまた見た事無い銀か鉄の四角い手のひらサイズの何の装飾もただのブロックがあった。
えっ………なにこれ………
『えっなんだろ………祖父の遺品かな………?
遺品は殆ど見ずに荷物に突っ込んだからその時に出て来たのかもしれない』
………えっいやそれでも何でここにあるの?ていうか荷解きした時にも見た事無いんだけど??
怖くなって二つともガムテでぐるぐる巻きにしてゴミに出したが、次の日には新品同様の状態でまた同じ状態でそこに置かれていたのは別の話である。
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眼鏡 - とっても面白いです!続きが気になります…! (10月27日 21時) (レス) id: 62e087bff0 (このIDを非表示/違反報告)
るーかす(プロフ) - 大好きです!続きをお願いします! (9月16日 19時) (レス) @page36 id: 85f3bd2ffd (このIDを非表示/違反報告)
sonomegu1216lov(プロフ) - 続きをお恵下さい! (8月10日 4時) (レス) @page36 id: 3cc1dc0b19 (このIDを非表示/違反報告)
こたな - おっ終わり⁉︎続きを続きをお恵みください‼︎ (8月9日 21時) (レス) @page36 id: fa39bd0dc8 (このIDを非表示/違反報告)
すかい - 面白かったです!好きです!もう愛してます!(( 何で終わっちゃうのですか?!後、夢主の祖父好きです。面白い。続き下さい(土下座) (7月1日 2時) (レス) @page36 id: 8a23cf5b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆腐教信者 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年2月22日 22時