【文スト】転生して気付けば手遅れでした()【勘違い】

愚痴が二十一 ページ23

A視点




その後もナオミちゃんと私の謎の問答は続き、そしてついに私が根負けした。

いやだってあっちは完全なる善意で言ってくれてるから………断るに断れなくて………




ほら私って基本的に押しと推しと善意に弱い人間だから。こうなるのも致し方ないと言うか。




『………えっと、あの、本当に大したことじゃ無くて。気の所為かもしれませんけれど。

誰かに見られてる様な気がして、ちょっと、辺りを見回していただけですから。』



「………ストーカー？」




大分事実をぼやかしたけど！嘘は言ってない！ハズ！




冷汗をかく私に対して、真剣な顔で考えてくれるナオミちゃん。シンプルに良心が痛い。




「何か証拠とかはありますの？」



『………いえ、何も。だから本当に勘違いだと思います。

すみません、気を遣わせてしまって。』



「それでも心配ですわ。悪い予感は当たる物ですから………

あ、勿論何もないと思いますけれど。それでも用心に越した事は無いと思いますから。

これ、どうぞ。その手の事で一番頼りになる方々への連絡先ですわ」



『………武装、探偵社………』



「ええ。有事の際にこれ以上なく頼りになる方々ですわ。」




おっと〜？原作が私を捕まえて離さないぞ〜？？




これはあれか？お祖父ちゃん異能とかそういうのが作用してるとかそう言うあれ？あれなの？？

いやそれで思い出したけどお祖父ちゃんの異能ってマジでなんなんだ………そろそろ誰か教えて………




………因みにこの後は無事に家に帰りました。

そして何故かこれがきっかけで私とナオミちゃんは友達になり、良い子っぷりに感激するのはまた別の話。

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