【文スト】転生して気付けば手遅れでした()【勘違い】

愚痴が十八 ページ20

A視点




………ていうかあのクソジジイ！やっぱりクソジジイ！

お前！お前！！ふざけんなよ！？




俺ＴＥＥＥやるのは止めないけど！いや止めたいけどどうせ止められないから止めないけど！！

私にまで火の粉をかけてくるな！お願いだから！あとこの状況だとマフィアの保護下に入ることになるんですけど！




「だが私達もマフィアの傘下にも入っていない少女を守るわけにはいかなくてねぇ。

それに、マフィアに加入した方が色々と便宜が図れるのだけれど………」




それどころかマフィアに加入させられそうなんですけど！？




やだぁこんな小娘入れたってメリットないでしょ！！異能だってあること知らないはずなのになんで！？

ていうかお祖父ちゃんの異能の詳細知ってんの！？教えて！？




でも私はマフィア入りたくないけど一人じゃ生きられないよね？この人の話の通りでは。

退路絶ってくるとかなにこの人悪魔？マフィアだね！




………あっ探偵社頼ればいいや。いくら原作に関わるって言ってもマフィアよか百倍ましだわ。

十秒で解決したじゃんやったぁ。




私は打開策が見つかった勝利の笑みを顔に浮かべながら言う。




『それでも、ですわ。私は大丈夫です。いざとなれば頼れる友人もいますから。』



「そうか………でももし「何か」あったなら遠慮しなくていい。存分に頼って欲しいね。」




何かが人工的に起こされなきゃいいんだけど、と思いながら笑って頷く。





そしてその後は解放され、車で家に送って貰った。

そして何も言ってないのに家に着いた、つまり家の位置が把握されていた件について、私は何も言わない事にした。

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