【文スト】転生して気付けば手遅れでした()【勘違い】

愚痴が十五 ページ17

A視点




如何やら私は驚くor緊張or混乱などの状態になると表情筋が仕事を放棄する体質らしい。

いやどんな体質だよ………私は勘違い夢小説の主人公か何かだったの？初耳なんですけど？？




まぁそんなの考え始めたらキリがないので一旦置いといて。




さて、如何してその話題を振ったか。それは今現在私はそんな顔をする状況だからである。




そんな顔をする状況とは？まぁ流れからして一つしか無いよね！




「首領、お連れしました」



「ご苦労、中也君。………さて………

こんばんは、とでも言うべきかな？西園寺Aさん。会えて嬉しいよ」



『………とんでもないお言葉ですわ。

こちらこそ、貴方のような有名な方とお会いできるなんて夢にも思っておりませんでしたから。』



「おや、私を知っているのかい？君の祖父君からの情報かな？」



『前に一度だけ話していました。随分と有能でいらっしゃる方だとか。』



「………そうか………」




そう少し嬉しそうに言う首領。

前に全ての元凶たるあのジジイが言っていた「上司部下の〜」的なセリフは本当だったのか………とても嬉しくない………




………あれ………？




いや待て私はなにゆえ首領と高層ビルのというか超危険なマフィア本部でこんなことを話しているの………？

しかも首領とだよ？私は割と本気で一体何をしてるの？？

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