第１２話 ページ16
遠くで鳥のさえずりが聞こえる。
朝が来たんだ。
私は、ゆっくりと目を開けた。
もう見慣れてしまった白い壁。
そして、薄暗い部屋。
手と足には重たい足枷。首には首輪。
変わってない、昨日と変わってないんだ。
ちょっと期待してた私がバカだった。
目を開けたら、足枷や首輪が取れていて、自分の部屋のベッドに寝ていたって。
もしそうだったら、もう何も望まないのに。
折「おはよう」
ドアから、折原さんが顔を出す。
私は、小さく会釈した。
「………おはようございます」
折「お腹空いたよね。今持ってくるからね」
「………ありがとうございます」
返事はきちんと返す。
それは、この前折原さんと約束したこと。
破ったら、痛いことするって言ってた。
痛いことってなんだろう。
殺されちゃうのかな。
でも、折原さんはやりかねないな。
ボーっと、そんなことを考えていた。
なんかもう、何もかもが怖くない。
殺されることだって怖くない。
だって、一番怖い今の“状況”と比べ物にならないほど小さいことだから。
足枷や首輪をつけられて監 禁されるなんて、この世の何よりも怖い。
だから、ナイフで腕を切られるなんて、もう慣れたし怖くないんだ。
折「お待たせ」
折原さんがお皿を持って近づいてくる。
折「ほら、食べて？」
今日はトーストか。
昨日も、おとといもそうだった。
折「……あ、ごめん。食べれないよね」
折原さんは、私の足枷を見て、妖しく笑った。
折「待っててね、俺が食べさせてあげるからね………」
………モウ、イヤダ………
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猪年の猪 - 続き超気になります！最新頑張ってください〜 (2017年8月22日 0時) (
レス) id: 8746a01ec9 (このIDを非表示/違反報告)
柊さんは宿題やります(プロフ) - ☆チヨリン☆さん» コメありがとうございます〜！最近更新出来ていなくて申し訳ないです…;;;;;近いうちに更新します！ (2015年1月29日 8時) (レス) id: 47619a98a3 (このIDを非表示/違反報告)
☆チヨリン☆ - 面白いです！続き待ってます！！ (2015年1月28日 19時) (レス) id: 9a2d1c31e8 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 無能さん» あああありがとうございます！！すみません、今忙しくて………帰ったら、出来たら更新します！ (2014年9月22日 8時) (レス) id: 47619a98a3 (このIDを非表示/違反報告)
無能 - つ、続きが気になります(´∀`)// (2014年9月21日 22時) (レス) id: 4eef3fc5b5 (このIDを非表示/違反報告)
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