85話……です ページ40
貴「あ、ああ……」
毛利「まあ、我には都合が良い」
そう言うと毛利はAの肩を抱き寄せた
毛利「こやつ等の前ならAを好きに使えるようになったからな」
元親(ギロッ
毛利の言葉に過剰に反応する長曾我部は鋭い眼を
勝ち誇った顔をする毛利向ける
元親「何を企んでんだか知らねぇがAが傷付くような事があれば容赦しねぇ」
毛利「ぬかせ…Aはもとを辿れば我の駒。どう扱おうと我の勝手よ」
バチバチッと音が聞こえてきそうなくらい睨み合いが続く
真田(お二人の後ろに吹雪が見えるのは気のせいで御座ろうか……)
真田が二人の迫力に縮こまっていると気だるそうな声がその場を制した
貴「やめろお前ら。幸村様が驚いて居られるだろうが。痴話喧嘩なら他でやれ」
毛利/元親「痴話喧嘩ではないわ/じゃねぇ!!気色悪い!!!」
貴「そう言うわりには随分と息があって仲が良ろしいではありませんか」
毛利/元親「誰がこんな輩と/奴と!!」
貴「そう言うところですよ……もう子供ではないんですから顔を会わす度に喧嘩はよして下さい」
三人のやり取りに真田はふと思ったことを口にした
真田「A殿はまるでお二方の兄上のようで御座るな…」
貴「幸村様も冗談はやめて下さい。俺はこいつらより年下です」
元親「そうそう。こいつは俺等の弟みたいなもんだぜ!確か年は一、二個離れてたな」
真田「そうなので御座るか!?A殿があまりにも大人びて見えた故……失礼を」
貴「気にしないで下さい。こいつらが子供なだけですから」
毛利/元親「なッ……!?」
貴「ほら、そうやってまたすぐに反応する所が駄目なんだよ…」
やれやれとでも言いたげに首を竦めるA
そしてふと毛利が真田に向き直る
毛利「真田…先の話は他言無用ぞ。喋れば軍の士気にかかわる」
真田「……わかり申した」
納得いかないのか真田は微妙な相槌を打った
貴「元就、朝餉は?」
毛利「もう食した」
貴「じゃあ俺が部屋に案内するわ」
そう言うとAは毛利を連れて部屋を出ていった
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梗谷(プロフ) - またまたコメントありがとうございます!!和んで頂いてよかったです!幸村様可愛ですよね(*´∀`)戦の時とのギャップがまた好きなんです! (2016年6月28日 16時) (レス) id: c7e9fbbed0 (このIDを非表示/違反報告)
百久一目(プロフ) - 幸村氏が…迚頗るとびきり目玉が飛び出るほど、いや、この場合目に入れてもいたくないほど、可愛いです。 そこで破廉恥だって叫ぶ時点で幸村氏ですねー(和み和み) (2016年6月28日 12時) (レス) id: 421761368c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒城 | 作成日時:2016年6月23日 20時