48話……です ページ3
真田「ということで檜佐木殿！町へ行きませぬか？」
貴「は？」
いきなり脈絡の無い話を振られて珍しくも間の抜けた声をあげるA
真田「町には色んな物があり申す｡色んな物に触れればきっと世界は楽しいと感じるで御座る！！」
熱弁する真田
それをAは冷めた目で見ていた
真田「それに新しく出たという甘味を食せば！檜佐木殿も笑顔になるかもしれませぬ！！」
貴(おい､今の流れで何故甘味にいく……絶対にそれが本当の目的だろ｡新作の甘味が食いたいだけだろ)
本日二度目の突っ込みを心の中でするA
真田「いかがで御座ろう？檜佐木殿！」
今までに無いほどのキラキラした目を向けられる
貴「………………わかった｡行こう」
本当に勘弁して欲しい
そういう顔は俺には眩し過ぎる
自分の存在が醜く思えてくる
嬉しさのあまり､手を握ってブンブン振り回す真田を呆れながら見れば､ふと疑問に思う事がある
貴「幸村様は
そう言うと､真田は頭に「？」と疑問符を浮かべる
が､
次には顔を見るみる赤くしていく
Aは今サラシを巻いていない
つまり､女だと見て解るのだ
真田「は……は……」
ワナワナと肩を震わせる真田
ああ……これはくるな
そう思い耳をふさいだ
真田「破廉恥でごさるうううぅぅううう！！」
案の定､叫ぶ真田は部屋を飛び出して行った
貴(相も変わらず元気だな……)
飛び出して行った真田を見送って耳から手を離す
貴「お前の主人は騒がしい奴だな｡なぁ､猿飛」
猿飛「あらら〜バレてたかw」
天井から顔を出す猿飛
貴「どうやって俺の過去を調べた」
猿飛「それはないしょ〜」
清々しい程の猿飛の笑顔に眉にシワを寄せたA
貴「俺の過去を調べる必要はないだろう」
猿飛「それがあるんだな〜｡どこぞの姫さんだった女が男装して戦ってる｡しかも強いときた｡間者の可能性があるからね」
猿飛「ね？檜佐木幸正の妹の檜佐木Aちゃん」
猿飛がそう言った次の瞬間､部屋中に金属音が鳴り響いた
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梗谷(プロフ) - またまたコメントありがとうございます！！和んで頂いてよかったです！幸村様可愛ですよね(*´∀｀)戦の時とのギャップがまた好きなんです！ (2016年6月28日 16時) (
レス) id: c7e9fbbed0 (このIDを非表示/違反報告)
百久一目(プロフ) - 幸村氏が…迚頗るとびきり目玉が飛び出るほど、いや、この場合目に入れてもいたくないほど、可愛いです。 そこで破廉恥だって叫ぶ時点で幸村氏ですねー(和み和み) (2016年6月28日 12時) (レス) id: 421761368c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒城 | 作成日時：2016年6月23日 20時
