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クローゼットを開け中を見ると、今着ている様な制服と夜に着るであろう寝具等、生活には困らない程度の物が下げられていた。

ミヤビ)
学園長先生、ありがとうございます。

と心の中で、お礼を云って部屋の中のソファーに腰かけた。

ミヤビ)
学園長先生……

学園長)
呼びましたか?

ミヤビ)
えっ??///学園長先生いつの間に??

学園長)
気に入って頂けましたか?

ミヤビ)
はい!ありがとうございました。得体の知れない私に、此処までしてくださって……

学園長)
気にしないで下さい。私、優しいので。

学園長先生は、隣に座りました。

ミヤビ)
…………ドクン!!

みやび)
学園長先生……私……とても心細いんです……学園長先生が居て下さらなかったら……私……

学園長)
安心して下さい。貴女の事は、私が必ず護りますよ?

みやび)
学園長先生……私……嬉しい……

ワタシは学園長先生に抱き着いた。

学園長)
ミヤビさん……貴女には私が着いています。なので、私には一番に話してくださいね?

コンコン……

ミヤビ)
……!!はい、何方ですか?

私はドアの向こうに声を掛けながら学園長先生から離れた。

ミヤビ)
(何で学園長先生に抱き着いてたの??)

クルーウェル)
クルーウェルだ。一緒に昼でも行かないか?

ミヤビ)
はい!分かりました。直ぐに行きます!

学園長)
はっ!!私は何を………??それではミヤビさん。ごきげんよう。

学園長先生は窓から飛んで行きました。私は立ち上がり身形を整えて扉を開けてクルーウェル先生を迎えた。

クルーウェル)
(アイツの匂い……)ミヤビ、食堂に行くぞ。彼処は本格的な食事が楽しめる。生徒達も居るから、挨拶等されるかも知れんが……

ミヤビ)
私……とても、お腹空いていたので嬉しいです!連れていって下さい!

クルーウェル)
(ミヤビからもアイツの匂い……??)あぁ。行くぞ。

ー食堂ー

ミヤビ)
わぁ〜素敵な食堂ですね♪

クルーウェル)
そうだろう?好きな物を取ると良い。

私は見た目で何処か懐かしさを感じるメニューをトレーに乗せた。

クルーウェル)
それにするのか?俺の前でトレーを持って進め。

ミヤビ)
はい!

アズール)
あの方が、先生方の助手の方ですね?

ジェイド)
はい。とても美しい方ですね。

フロイド)
でも、イシダイ先生がピッタリくっついてンじゃん!

アズール)
クルーウェル先生の、お身内の方ですか?

ジェイド)
出自が分からないみたいです。

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作者名:iceblast5 | 作成日時:2020年12月2日 2時

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