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「やっぱり犯人は、強盗だったんじゃないか!俺の言ったとおりだ!」
若武の言葉をまたも上杉が一蹴
そして上杉が黒木を見てどうするか聞いたところに、珍しく小塚が乱入した
「決まってる。警察に届けよう」
その言葉を聞いた途端、私の顔が歪んだ
自分でも自覚するほどあからさまにウエッて顔した(と思う)
「ダメだ。このレコーダーを証拠に使って犯人をおどし、チャリを弁償させるんだ」
若武の言葉に、小塚と立花が反論し、小塚から「表彰されるかもしれない」って言葉が出た瞬間、若武は口をつぐんだ
お前ホンット分かりやすいな
「うっ……Aだってイヤだろ?」
若武、コイツ……自分が不利な状況になったからって私のこと巻き込みやがった
確かにサツはイヤだけど……
『私自身がサツに会わなけりゃなんでもいーよ』
「……黒木、どうすんだ?」
「犯人をおどしてチャリを弁償させることも、警察に届けて表彰されることも、両方無理だな」
上杉の質問に黒木が答えると、上で会話した3人以外の3人が驚いた
……ややっこいな。若武と小塚と立花が驚いた
当たり前だろーに
「どうしてっ!?」
『私はともかく、お前らが大人を脅すのは危険。強盗を遊びと称すヤツらだ。何すっか分かったモンじゃねぇ。かと言ってサツに届けたら、私らが盗聴したのがバレる』
「電話の盗聴は、有線電気通信法違反だ。いくらその結果、犯罪が未然に防げたとしても、罪は罪なんだ」
『いーとこ帳消しだな。まず表彰はありえねぇ』
サツに調べられると、盗聴器を借りたヤツの名前も言わなきゃなんなくなって、一度でもそんなことになると信用を失うから黒木もサツに行くのは反対
人間関係のエキスパートは言葉の重みが違うね〜
「じゃ、どうするんだ?このまま5月1日の犯罪を見逃すのか」
小塚ってイラつくと口悪くなる癖でもあんのかな
すげー怖ぇんだけど
「わかった!5月1日に俺たちで待ち伏せして、犯人が逃げてきたところをつかまえるんだ。そうして警察まで連れて行く。カッコいいぞっ!」
『却下』「危険すぎる」
私と上杉の言葉は、打ち合わせでもしたのかってぐらい同時に発せられた
『何持ってっか分かったモンじゃねーし』
「なにより強盗の直後だ。相当、興奮しているはずだ。それこそ、やられちまう」
武器とか実力にもよるけど、多分私はイケるんだよな〜
あと黒木
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白黒(プロフ) - 了解しました!ありがとうございます! (7月2日 22時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - 白黒さん» ありがとうございまぁぁぁーーふとっても嬉しい!恋愛はお任せします!! (7月2日 16時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - さまーさん» それでもよろしいでしょうか?長文失礼しました🙇 (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - さまーさん» KZメンバーが夢主を好きだというのは少し考えていたのですが、あくまでこの小説(原作)のヒロインはアーヤなのであまり描写が出ないというのと、表現がふわっとして恐らく恋愛描写がわかりずらくなります。話数を重ねて段々と…という感じになると思います (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - ありがとうございます!亀(に失礼)更新ですが続編つくります! (7月2日 12時) (レス) id: a08a6f0323 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白黒 | 作成日時:2022年4月24日 19時