初恋 ページ5
山南さんの部屋
山南さんは変若水を調べている。
羅刹化せずに傷だけ治す様に出来ればいいのにと思う。
そうすれば山南さんの腕が治せる。
山南「何かありましたか?」
山南さんが手を止めて私を見る。
A「何もありません。」
体調は悪くない。
山南「顔色がすぐれませんよ。」
A「体調は悪くはありません。山南さんの初恋はどんな人でしたか。」
山南「初恋。唐突ですね。それは可愛らしい女の子でしたよ。Aくんは?」
山南さんは静かに笑う。
A「年上のお兄さんです。」
彼はたまに体調がいい日は遊んでくれたけど病弱で寝てばかりいた。
山南「初恋を思い出すようなことがありましたか?」
A「はい。」
里の外にいないと思い込んでいた鬼の出現、そして火事…。
山南「鬼のすみか。Aくんと最初に会った場所の呼び名ですよ。」
A「鬼のすみか。」
山南さんと会った場所には小屋があっただけ。
山南「Aくんはあの先へは踏み込んではいけないと言いましたね。」
山南さんが私の表情を伺う。
A「はい。あの先にはもう何もないけれど危ないですから。」
山南「あの先には何があったのですか?」
鬼の里。
A「私が住んでいた里です。」
山南「鬼の里は本当にあったんですね。」
山南さんの言葉に驚く。
今鬼の里と言った?
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。 (2014年5月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» がんばります(^_^ (2014年5月16日 18時) (レス) id: 6ff2ecb68e (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - あっちゃん25さん» ごめんね!!大丈夫ですよ(^_^ (2014年5月16日 18時) (レス) id: 6ff2ecb68e (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - はい。楽しみです。 (2014年5月16日 7時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん25(プロフ) - そのお言葉を聞いて安心しました。。。 (2014年5月16日 7時) (レス) id: 2be9d3c16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マヨ | 作成日時:2014年4月7日 18時