鬼の血 ページ18
山南さんの部屋
千鶴が呼んだのか土方さんがかけつけた。
山南「私は羅刹になり狂ってAくんの血を飲みました。」
土方さんが目を見開く。
言葉が出ないようだ。
A「山南さんなら大丈夫です。」
山南「しかし…。」
A「吸血衝動ならもう起きません。」
土方「断言できんのか？」
A「はい。人の血は甘いけれど鬼の血は苦いそうです。更に私の血が変若水を少しは浄化したはずです。」
人の血を吸えば吸う程吸血衝動が起きて狂うのは甘いから。
山南「Aくんの血。」
A「濃いんです、私の血は。」
土方「お姫様だからか。」
A「いえ…っ？！」
横に風間さんが現れて驚く。
風間「Aその話は俺にも聞かせて欲しい。俺の名を呼んだであろう。」
風間さんが私を見て微笑む。
土方「おい、ここを何処だと思ってやがる。」
山南「いとも簡単に侵入するとは…。」
二人が刀に手をかけるのを手で制した。
A「すみません。風間さんの名を口にしたのは確かなので、話しを続けます。」
土方「呼んではいねぇんだな。」
A「はい。」
風間「恥ずかしいのだな。やはり我が妻は愛らしい。」
山南「妻？」
A「女鬼は貴重なので妻にしたいそうです。風間さんはとても高貴な鬼なんですよ。」
土方「高貴な鬼の御仁が京で何を？」
嫌味たっぷりに土方さんが言う。
風間「まあ色々あってな。それより、話しの続きを。」
A「私の里のことからお話しします。」
土方さんはしかめっ面、山南さんは無表情、風間さんは微笑んで頷いた。
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 楽しみです。 (2014年5月16日 19時) (携帯から) (
レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» がんばります(^_^ (2014年5月16日 18時) (レス) id: 6ff2ecb68e (このIDを非表示/違反報告)
真夜(プロフ) - あっちゃん２５さん» ごめんね！！大丈夫ですよ(^_^ (2014年5月16日 18時) (レス) id: 6ff2ecb68e (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - はい。楽しみです。 (2014年5月16日 7時) (携帯から) (レス) id: 29bc6add98 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん２５(プロフ) - そのお言葉を聞いて安心しました。。。 (2014年5月16日 7時) (レス) id: 2be9d3c16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マヨ | 作成日時：2014年4月7日 18時
