No.35 ページ36
か「知ってます?今までお弁当捨てたのも、ポーチ捨てたのも全部私たちだよ?笑」
『知ってるよ!こんな事するのなんて、あんた達以外いないでしょ!』
そう言って2人を睨みつけた。
か「こんな状況になっても、そんな目をするなんて、生意気なんだよ!」
彩「本当、自分の立場わかってる?笑」
か「彩未、もうやっちゃいなよ。」
覚悟を決めて、私は目を閉じた。
『いたっ!』
急に髪の毛を引っ張られた。
ジャキジャキジャキ
彩「殺人犯になんてなりたくないから、今日はこれくらいにしてあげる。」
か「先輩にはその髪型がお似合いですよ♡」
彩「この事誰かに言ったら、これじゃ済まさないから。あの3人にも何かしちゃうかもよ?」
そう言って2人は去って行った。
私は床に散らばる自分の髪の毛を見てへたり込んだ。そして、自分の切られた髪を見て涙が出てきた。
髪の毛を切られたからじゃなく
何も出来なかった自分が悔しくて。
誰にも気づかれたくなくて、声を殺して泣いた。
『笑ってれば幸せになるなんて…嘘なのかな…こんなんじゃ…笑えないよ…』
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はら - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年5月28日 8時) (レス) id: 3c3663544c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあ | 作成日時:2018年5月28日 0時