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奏でよう32 ページ34

2人の前に現れた人物は『流星隊』のリーダー

守沢千秋だった


千秋「俺は燃えるハートの守沢千秋!正義の味方だ!
悩める若者よ、黙って俺についてこい・・・・!」


英智「やぁ千秋、『夢魔』とはご挨拶だね、そして、相変わらず暑苦しいね
ふぅん・・・・これは想定外だな、僕たちの緒戦の相手は君たちなのかい?」


千秋「先制攻撃が俺の流儀だっ、ごちゃごちゃ長引く泥試合は好かん!
ずばっと参上!ずばっと解決!悪・即・滅殺・・・・!」


英智「『夢魔』だの『悪』だの言いたい放題だね、面倒だなぁ
君はまったく理屈が通じないから苦手だよ・・・・・?
『流星隊』のリーダー、守沢千秋、いいや、『流星レッド』と呼ぶべきかな?
しかし、考えなしにも程があるね、確かに君たちは夢ノ咲学院でも
有数の強大な『ユニット』だけれど、僕たちに勝てると思うなら夢見がちすぎる
こんな序盤に敗退するのは格好悪いんじゃないかな、正義の味方くん?」


千秋「ふはは!華麗に散るのも男の浪漫だっ☆
だがしかし!戦う前から負けるつもりでいるわけがないだろうっ
当然お前らをギャフンと言わせるために俺はやって来た!
緒戦から『fine』と当たっていきなり敗退するのを嫌がり誰もが勝負を避ける!
そう見当をつけておまえらを探していたのだが、ドンピシャリのようだなっ?
緒戦から負けて恥をかくのはおまえらだ、驕り高ぶった『fine』よ・・・・!」


英智「う〜ん、その自信はどこから湧いてくるんだろうねぇ
井の中の蛙ならそれらしく、井戸の底でケロケロないていたらまだ『かわいげ』があるのだけど
僕の前にでて、敵対するというなら、容赦はしてあげられないよ?」


千秋「もちろん、手加減無用!俺達も全力でやらせてもらう
最初からクライマックスだ・・・・!『事実上の決勝戦』を始めようではないか
『皇帝』と愉快な仲間たちよ!」


英智「僕の仲間は、君の仲間たちほど愉快ではないよ
相変わらず悪目立ちするコスチュームだねえ、君たちは
下品すぎるよ、お笑い芸人はお呼びじゃないのだけど?」


千秋「誰がお笑い芸人だっ!?」


忍「実際、コミックバンドっぽいでござるけど・・・・・♪」


鉄虎「統一感があるようでないッスよね、大将が丹精こめてつくった衣装なんで
無駄に着心地はいいんスけど」


翠「そうかな・・・・俺はちょっと丈があわなくて動きにくいんだけど
そして恥ずかしくて死にたいんだけど・・・・」

ここで現れたのは『流星隊』の1年生だった

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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika  
作成日時:2018年9月1日 21時

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