奏でよう25 ページ27
英智「ふふっ・・・君とやれるの楽しみにしてるよ
久しぶりの対決になりそうだね」
貴「それまでに、『皇帝』が負けてなかったらだけどね」
私は書類にサインと印鑑を押して零先輩の所に向かった
貴「零先輩、いる？」
部室についてコンコンと棺を叩く
零「なんじゃ？A・・・我輩、安眠妨害が嫌いなんじゃが」
貴「今回、『皇帝』が『DDD』を開催するでしょ？
『Trickstar』が勝つには『皇帝』の体力を落とすのが早い
初っ端から当たるのは嫌だから準々決勝で『皇帝』と当たってもいい？」
零「それは構わんが、おぬしがそこまで言うとわのう
衣更くんが原因かえ？」
貴「『皇帝』、真緒の居場所奪おうとしてる
『Trickstar』は真緒の居場所だ、絶対に潰させたりしない」
零「ふむ・・・おぬし、今回は『Trickstar』と『流星隊』が
合同練習をするだろう、おぬしもそれに混ざれ」
貴「『流星隊』・・・ち〜ちゃんね、分かった
奏汰先輩もいるし・・・」
零「深海くんと話しておらんのかえ？」
貴「生憎、あれ以来喋ってない、噴水の所は避けてたし
ち〜ちゃんが『流星隊』に誘って入ったのは知ってた
だけど『流星隊』・・・と言うか『UNDEAD』と『2wink』以外の
『ユニット』には極力関わらないようにしててプロデュースもしてなかったから」
零「この機会に話すのもありじゃろう
我輩はもう一眠りするのう」
貴「うん」
そして、授業を午後もサボった
色々、衣装やら新曲やらとしていたらいつの間にか放課後
急いで『Trickstar』が借りたスタジオに行くと
扉の横の壁に2人の子がいた
貴「誰？」
鉄虎「押忍！南雲鉄虎っす！」
翠「高峯翠・・・はぁ・・・鬱だ・・・・」
貴「『流星隊』の1年生？私は朱桜A」
鉄虎「よろしくっす！」
貴「入らないの？」
鉄虎「今、隊長が話してるッス」
千秋「・・・・ふっ、ふふ！ふははは！ふは〜はははは☆」
スバル「ど、どうしたの？気でも狂ったの、ち〜ちゃん部長？」
千秋「いや何、ようやく合点がいったのでな、成程
彼女があんな服装をしていたのは『そういう理由』か
ふっはははは☆」
スバル「『彼女』・・・・・・？」
千秋「まぁいい、お前の気持ちはよぉくわかったぞ、明星」
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作者名：藍姫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時：2018年9月1日 21時
