奏でよう24 ページ26
〜2日後〜
貴「ふぁ〜・・・」
『S1』から2日後私は遅れて学校に行った
昨日は司に『S1』のことを聞かれて大変だったけど
褒めてくれたので嬉しかった
教室に入るとそこには真緒の姿が見えない
嵐「あら、お昼登校かしら？Aちゃん」
貴「うん、真緒は？生徒会？」
嵐「えぇそうよ、それより、昨日は凄かったのよ
生徒会長が戻ってきたのよ」
貴「『皇帝』戻ってきたんだ」
嵐「えぇ、それで年末にある夢ノ咲学院が主催する『SS』があるでしょう？
それに出る代表『ユニット』を決めるために『DDD』が開催されるの
『ユニット』での参加で個人での参加は認められていない
大規模な『S1』よ」
貴「また、馬鹿みたいなことやるんだね、あの『皇帝』は」
凛月「そんな事言ってられないんじゃない？
あんた、昨日学校来なかったでしょ？
昨日、『Trickstar』の解散命令がエッちゃんから出されたし」
貴「は？『皇帝』が？邪魔されない為に解散させるってこと？
それは『Trickstar』は納得してないんじゃ」
嵐「それがね、北斗ちゃんとスバルちゃんが『fine』
真ちゃんが『Knights』、真緒ちゃんが『紅月』への移籍とか
色々言われてるみたいなの」
貴「・・・・生徒会室行ってくる」
昨日、何で学校行かなかったんだろう
あの『皇帝』どこまでやれば気が済むんだ
スバルは大丈夫だろうけど
北斗は多分『fine』に真緒はまだ決められてないかもしれない
そして、真・・・『Knights』に移籍となるとあの人が黙ってる訳がなかった
必ず何かやるに決まってる
生徒会室まで走った私はドアを開ける
英智「やぁ、久しぶりだね、来ると思っていたよ」
貴「『皇帝』・・・・」
英智「昔みたいに呼んではくれないのかい？」
貴「呼ぶ価値なんてない」
英智「そう？」
貴「『Trickstar』の件、さっき聞いた
『皇帝』はどこまで潰せば気が済むのか分からないけど
真緒の居場所を奪わないで」
英智「本当に君は変わったね、真緒に執着しだして
さすが、瀬名くんの妹だっただけはあるよ」
貴「あの人の妹でもなんでもない
『DDD』、出場の許可出して、今回も暴れまくってやるから」
英智「君は一昨日『Devil』として復活したんだったね
だけど、個人の参加は認められてないよ」
貴「私が来るのが分かってて『DDD』の申請書の準備してない訳ないでしょ
印鑑押すから、貸して」
英智「君は特別参加だけどね」
貴「五月蝿い、壊そうとしても無駄、私が守るから」
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作者名：藍姫 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時：2018年9月1日 21時
