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奏でよう17 ページ19

敬人先輩と話してから袖からまた『Trickstar』を見る

私の視線には真緒

真緒は心から楽しそうだった

真緒は生徒会だったから少しだけ真緒は騙されて

利用されてるだけじゃないかって疑っていた

だけど、今の真緒は心の底から『Trickstar』になれたんだ

って感じが伝わってきた

『生徒会役員』ってだけの肩書きで色々疑わないといけなくなった

私も最初は真緒を利用してるだけじゃないかって思ってた

だけど、この『S1』でのスバル、北斗、真を見てそれは変わった

ちゃんと生徒会である真緒を受け入れている

迷いも疑いもぜんぶ吹っ飛ばすように

最高の笑顔で踊っていた

私を助けてくれたあの笑顔のように

いつか『Trickstar』の敵になるかもしれない真緒だけど

真緒は優しいからお礼言いそう

この、真緒のソロ曲が一番真緒を輝かせていた


スバル「あははっ夢の時間はまだまだ終わらないよ〜っ
星の輝きは無限大だ!」


北斗「ふむ、舞台から見ると、みんなの振ってくれている
サイリウムが星空のようだな
とても綺麗だ、もっと輝かせてほしい
『Trickster』を中心にして、明るく楽しい星空を創造しよう」


真緒「みんな、一緒になっ♪
無数の星座をつくろう、今日は名もなき星々が
最高に輝く聖なる夜だ!」


真「はいはい、注目〜♪」

真が区切りがいいところまで歌い上げてから間をおいて

観客に呼び掛ける


真「これは馬鹿な僕でも歌える曲です、みんなもすぐに覚えられるよ!
だから、声を揃えて一緒に歌ってね!僕1人の歌声じゃ
ちょっぴり貧弱だから〜♪
一緒に輝こう!僕たちの声で、真っ暗闇の大宇宙を輝きで満たそう!
『Trickstar』のライブを、どうか最後まで楽しんでってね〜♪」

それからはあっという間にライブは終了した

トラブルもなく今まで以上に『講堂』を輝かせていた

確かドリフェスは全ての『ユニット』が終了したら

各ユニットのリーダーは舞台に上がるんだっけか


貴「お疲れ様、『Trickstar』」


スバル「ヤッホー☆どうだった?俺らのライブ!」


貴「とても良かったと思うよ、まだ、細かいところ直さなきゃだけどね」


北斗「そうか、なら良かった」

その後、『Trickstar』はリーダーとしてあんずを舞台にあげた


真「泉さんが、誰が何と言おうと・・・・・
僕、アイドルになってよかったよ」

真がそう、独り言のように呟いた


貴「真・・・・・・もう、認められてるから・・・」

ただ、あの人はれおくんみたいにしたくないだけ

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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika  
作成日時:2018年9月1日 21時

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