奏でよう10 ページ12
零「まぁまぁ、蓮巳くん」
そう言う零先輩
零先輩は好き放題・・・特に晃牙が暴れ回っているのを
最奥で優雅に歌っていた
零「そう、つれないことを言うものではないぞ?
元来、ドリフェスはアイドルにとっての晴れ舞台じゃ
だが今回はちと、参加する『ユニット』がすくないようじゃからのう?
我輩たちが、華を添えるために飛び入りしたのじゃよ、お主らを
主役を食ってしまうかもしれんがのう、その時は、勘弁しておくれ?」
敬人「・・・・・朔間さん、珍しいな、貴様が出張ってくるとは」
零先輩と因縁がある敬人先輩
敬人先輩は何処か警戒、と言うより怯えてる感じの方が多い
まぁ、『元仲間』だったのだからなのか
零「くくく、どうせ片足を棺桶のなかに突っ込んだ老骨じゃ
派手に討ち死にしようが悔いはない、最後に戦場で一旗あげたくてのう?老兵
死なずただ消え去るのみ、とはいえ・・・・
独り寝は寂しいからのう、地獄への道連れがほしいのじゃよ」
敬人「この不作法な連中は、貴様の配下か?」
零「いいや、我輩の親愛なる仲間たちじゃ」
『UNDEAD』の事を何処か忘れてるっぽい
零「舞台に上がるのは久方ぶりじゃからのう
みんな忘れてしまったかのう
この朔間零が率いる魔物の群れ、これぞ我輩の愛しい『UNDEAD』じゃ
参加する『ユニット』がすくないせいか、ドリフェスの開催が遅い時刻に設定されていて助かったわい
夜はこれからじゃ、百鬼夜行は空が白むまで終わらぬぞ」
貴「あんず、後はよろしく」
あんず「え?Aちゃん!?」
観客席から前列であんずと見ていたがそろそろ準備だ
私は控え室に行って着替えをする
私の衣装は元々昔あった『ユニット』の配下として作った衣装だった
その『ユニット』はもう消えているためまた新しいのを作りそれを着る
ほとんど『UNDEAD』と似た黒と紫だ
着替え終わったら少しリハをして講堂の裏へ向かった
ひなた「Aさ〜ん!朔間先輩からの合図先程きましたよ〜」
ゆうた「Aさんの歌、プロデュース以外聞かないから楽しみです
頑張ってくださいね」
貴「ありがとう、ひなた、ゆうた、これ終わったら
『2wink』のプロデュースするよ」
ひなた「えへへ、楽しみしてるね〜」
零先輩からの合図が再び来た
今は『紅月』として敬人先輩、紅郎先輩、そして颯馬と
『UNDEAD』の対決だったがもうすぐ時間だろう
大丈夫だ、上手くやれるはず
何かあっても、真緒が来てくれる
私は真緒のために歌う
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作者名:藍姫 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=maruyamarika
作成日時:2018年9月1日 21時