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｢シャックルボルト、お前も随分お節介なやつだな｣
一番最初に口を開いたのはクィレルだった。
『先生のターバンの中身ってそれだったんですね』
あまりにもクールな返しにハリーは少し緊張が和らいだ。
その反面、ヴォルデモートがいるのに、なぜそんなにも落ち着いているのかハリーは不思議でたまらなかった。
｢そいつは誰だ｣
クィレルの後頭部が話始める。
『貴方は、ヴォルデモート？』
Aは恐れという言葉を知らないのかハリーは不安になった。
｢なぜお前は恐れない｣
『恐れるって、誰を？』
その言葉にヴォルデモートが怒った。
｢無礼なヤツめ！！！クィレル殺せ！！｣
その言葉でクィレルがAの方へと許されざる呪文を唱えようとする。
｢A！！避けて！！｣
僕が守らなくちゃ、ハリーは恐怖ですくむ足を必死で動かした。
【大丈夫よ、ハリー。】
あの、少女の声がする。
Aの方へ目を向ければ、空色の瞳が夜空へと変わっているように見える。
いや、違う。ハリーがそれを知ったのはAが倒れてからだ。
意識が抜けたようにAは地面へと倒れる。
｢Aっ！？｣
｢ふっ、馬鹿なガキだ。なんの助けにもならないな。惨めだハリーポッター！｣
クィレルは楽しそうに笑っていた。
そして、ハリーをみぞの鏡の前まで誘導させる。
｢その鏡に何が映る。｣
ハリーは鏡を見つめる。
すると、夢の中に出てきた少女がハリーに笑いかけている。
そして、少女が手のひらに持っていたのは賢者の石
【あなたにあげる。】
そう言って、ハリーのポッケの中にその意志をそっとしまう。
【安心して、あの子は死なない。私がそばにいるもの】
多分この声はハリーにしか聞こえていないのだろう。
2人はハリーが鏡で何を見たのか、何を得たのかだけに必死だった。
｢さぁ！何が見えた！｣
ハリーは石のことだけを隠して見たものを言った。
｢女の子が僕に手を振ってたさ｣
｢馬鹿な！嘘を言うな！｣
｢夜空のように綺麗な瞳で僕を見つめて言うんだ。
君ならお前を倒せるって｣
少女は鏡の中でもう一つだけハリーに告げていた。
【あの人を倒せるのは貴方だけなの】
その言葉を聞いた途端ヴォルデモートは怒りで漲っていた。
｢知っているのかァ！！！お前は！！｣
感情的になっているヴォルデモートをみてクィレルも戸惑っていた。
｢殺せっ！！すぐさまこいつを殺せ！！｣
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ダリア(プロフ) - ここまで面白い作品久々に見ました😭続きがめためた楽しみです (2023年2月25日 21時) (
レス) id: d38c2ff012 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - クレィルってなってました。 突然すみません (2023年2月23日 22時) (レス) @page16 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やまびこ | 作成日時：2023年2月6日 12時
