軍パロ1-3 ページ3
「あーいや別にあれや。ちょっと気になっただけっていうか、な？グルさんって妙に人を見る目があるなーって思っただけで深い意味は無いんよ」
改めて先程の言葉をリフレインしてその女々しさを感じる。なんで、とかなんやそれ。構って欲しい彼女か。
「お前達を選んだ理由、か……」
ふむ、と顎に手を当てたグルッペンにトントンは少しだけ背を震わせた。恐怖なのか不安なのか、その感情から知らぬ内に拳を握りしめた。
自分は、この組織の中でもそれなりに高い地位だと思うし、グルッペンにもかなり近い位置にいる人間だと密かに心の中では思っている。まだ組織が出来たばかりの中で、敵中で彼に背中を任された時どれだけ嬉しかったか。
もし自分の位置に他人がいたらどうだったのだろう。
そう考えて、自分がこの男に着いて行く事になった岐路を思い出した。
トントンの家はそこまで裕福とは言えない家であった。少し貧乏な方ではあったが自分の国は長らく戦争など無く平和だった為、戦いを経験せずにトントンは少し苦労しながらも大きくなった。
毎日多くの食事をとっていたわけでは無いのに妙にガタイが良くなった身体を活かせて、食いっぱぐれも無いようにしようと考えたトントンは、軍人になる事を決め、軍人養成学校へと進んだ。
そこで出会ったのがグルッペンであった。
入ったばかりの頃は彼とは全く接点は無かった。そもそもグルッペンは貴族のお坊ちゃんだとか聞いていたので、いくら学校の中では全ての人間が平等だと謳われていても、一般出身の自分などと接する機会はないと思っていたのだ。
金髪紅目という中々見ない色合いの整った顔立ちらしい男は常に自分の周りで噂されていた。
ファーストコンタクトは今でも思い出せるくらいには脳裏に焼き付いている。それぐらい印象的だったのだ。
地頭は悪く無かったのでキャリアは積めるだけ積もうと座学を頑張れば、自分はその噂の渦中の人物の名前のすぐ下に張り出されていた。
あのグルッペン・フューラーとやらは堂々の一位を飾っており、成る程噂されるだけのことはあると何故か上から目線で感心したものだ。
それがいけなかったのかもしれない。
友人にはしゃぎ立てられながらその場を離れようとした時、がしりと後ろから肩を思い切り掴まれた。
驚いて隣の友人を見れば自分の後ろを見てぽかんとしているものだから、何事かと思えばぐるんと肩を回され無理やり後ろを向かされた。
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もちもち(プロフ) - 私はおばけさん» 二回目ありがとうございますコメント物凄い嬉しいですありがとう！！ラノベみたいな転生物好きなのに誰も書いてくれないから自己供給するしかないんだよね！！好きになってくれて嬉しいよ！！お褒めと応援の言葉ありがとうございます！！そちらこそご自愛下さい足りた (2020年6月6日 20時) (
レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
私はおばけ(プロフ) - 2度目かな?コメント失礼致します。早速読ませていただきました!!!簡潔に言います!!!!貴方様が作られる転生物全部新しい気配がしてとっても好きです!!愛してま((殴 好きすぎて何回読み返しても飽きないんです… 応援してます、ご自愛ください 良作ありがとうござ文字数 (2020年6月6日 19時) (レス) id: 4a69a6d2b9 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 私はおばけさん» コメントありがとうございます。grさんはどうあがいても戦争大好きおじさんだからね仕方ないね。ひゃっはーありがとうございます。設定無駄に凝ってますが楽しんでくれたら嬉しいです。応援本当にありがとう、多分これからも妄想を垂れ流し続けますがよろしくです文字数 (2020年6月5日 11時) (レス) id: 228613b85f (このIDを非表示/違反報告)
私はおばけ(プロフ) - お初にお目にかかると思います匿名人です…grさんの戦争狂っぷりがどこになっても変わらないあたりとてもとても…グルさんらしいなって…(ﾆｯｺﾘ)貴方様の作品を拝見していて思っていましたが、貴方様は文字数が多くとても凝った内容で本当に好きです応援してま文字数 (2020年6月4日 23時) (レス) id: 4a69a6d2b9 (このIDを非表示/違反報告)
もちもち(プロフ) - 猫缶。さん» grさんなんでこんなに一致するんですかね？？？やっぱラスボスなんだね。戦争キチなのを頑張って書いたらこうなったですお褒めの言葉ありがとう！私も猫缶。さんの文章好きだぞ！羨ましいぞ！この人なら悪魔のフリしてもバレないって信じてます。 (2020年6月4日 21時) (レス) id: cd13c32878 (このIDを非表示/違反報告)
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