【w.r.w.r.d】兄さん、あのね。 (ページ1)

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零個目のあのねページ1

僕の記憶にあるカゾクは僕のことを蔑むような眼で僕を見ていた。

僕を連れてきた人が言ってたんだ

「お前は、選ばれたんだ」

僕は真っ白な空間に何人かの子供たちと一緒に隔離されてたんだ。
僕らは毎日等間隔でいろんなお薬を注入された。周りの子は注入されたらもがき苦しんで死んじゃう子もいた。僕らはとうとう二人になった。

貴「みんな死んじゃった」

？「まだ俺が生きとうやろ」

貴「...君は？」

？「...俺は、、誰やろうな、たまたま生き残ったお前と同じ生き残りや」

貴「そっか...」

？「なんや..お前から話し始めたんに興味なさそうやな...あぁもうつまらんなぁもっと喋らんの？」

貴「何話せばいいかわからないから...」

？「なんでもええやん。お前名前は？どこから来たん？とかなんでもええねん。」

貴「名前...？」

？「なんや生みの親からもらったやろ、、お前を判別するお前自身を認知するもの」

貴「わかんない...僕喋れない頃に....親の顔なんて覚えてないから。」

？「はぁ！？.....あぁ！！！！お前思い出した！一番最後にここに来た奴やろ！なんやあの時の子供かいな...」

貴「一番最後？」

？「せやで。お前が一番最後にここに連れてこられたんや。」

貴「なら、君は僕のお兄ちゃん？」

？「お兄ちゃんって...(悪くはない...な)せ、せやな俺はお前の兄ちゃんや。」

貴「お兄ちゃん...兄さんふふっ//」

？「なんや笑えるやんけ、、、そやなお前の名前俺が付けたるわ、せやなぁ....ギルなんてどうや？」

貴「ギル..兄さんありがとう。大切にするね//」

？「お..おう」

研究者「やあ、お話し中失礼するよ。今日から君たちの世話をするものを連れてきた。入り給え。」

研？「失礼します。今日から二人の監視並びに周りの世話をすることになりました。鬱です。」

？「なんや、今回の監視は俺と変わらんやんけ。」

研究者「あぁ、言い忘れていたな最終機は、これから別の研究に貢献してもらう。」

？「な！なんでや！！俺でもええやろ！ギルやのーて俺でもええやろうが！！」

研究者「これは決定事項だ。君たちに拒否権並びに意見する権利はない。行くぞ最終機」

貴「兄さん！！兄さん！！！」

片手を研究者に引っ張られた僕はもう片方の手を兄さんに向かって必死に伸ばした...が

？「ギル！ギル！！！」

その手が届くことはなかった

ーーーあとがき的な何かーーー

新連載です。
迷子にならぬよう頑張ります。