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一瞬戦兎のことも過ぎったが、前に「俺が美空と結婚すれば、マスターと結婚した季実子が名実ともに俺のママになる可能性微レ存……?」等とはちゃめちゃに気色悪いことをほざいていたので、美空が選んだとしても絶対に許さない。それに俺的にもアイツの義父になるなんて耐えられない。
季実子「戦兎さんの線は消え失せましたね」
美空「消え失せるも何も、元から無いから!」
カズミンは普通に無理。
紗羽「普通に無理www」
美空「うん、わたしも無理かな……。良い人だけど恋愛対象として見れない……」
万丈の線も少しあったが、奴は未だに定職に付けていないので無し。
美空「駄目なの!?」
季実子紗羽「お?」
美空「……!」ハッ
季実子「おやおや……?まさか……」
紗羽「無いと言っていた割に……万丈の時だけ違う反応がかえってきたゾ〜?」
美空「ち、違うって!そういうんじゃないから!」
季実子「またまた〜」
紗羽「またまた〜」
美空「ちがーーーう!ほら!続き読むよ!」
まぁ、美空が本当に好きになった相手であれば、俺は応援する他無いのだが。何故なら、美空は俺の新たな恋を手放しで応援してくれているわけだし。
季実子「ふへ、ふへへへへへ……」
美空「笑い方気持ち悪い」
美空にも安心させてやりたいので、早いところ身を固めたいところではあるが。何せ季実子ちゃんとは今のこの状況が楽しくて。きっと彼女もそうなのだろう。お互いなかなか歩み寄れないでいたりする。
美空「早く身を固めたいって〜」
季実子「それは無理よ〜。だってわたし、人気アイドルだもん♡」
紗羽「早くしないと、何処かの泥棒猫に取られちゃうんじゃない?マスター目当てで来てる女性のお客さんも結構いるし」
季実子「それはわたしの、お店に来なくならない程度のマウンティングで全部追い払ってるので大丈夫ですよ♪」
美空「お客さんの前で自分がアイドルなの忘れて素顔丸出しでお父さんにベタベタくっつきだした時は本当にびっくりした」
季実子「それはわたしも反省してる」
来年の美空の誕生日には、何か一つでも状況は変わっているのだろうか。良い方向に変わりますようにと願うばかりである。
季実子「うーん!!!いい日記だったわね〜!まさか感動が待っていたとは……」
美空「ヱロ画像を探したいと思ってたけど、お父さんに関してはこれで綺麗に締めても……」
紗羽「ねぇ、待って」
季実子「どうしたんです?」
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Shirome - あなたの書いた福添さんが見たいです! (2022年8月2日 4時) (レス) @page36 id: 57feb98294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サインバルタ | 作成日時:2019年11月10日 5時