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「愛美愛主ってのはそういうチームなんだよ。俺らの2つう上の世代で、新宿仕切ってる」
「此処らを仕切ってるのは東卍じゃ…」

不思議そうに尋ねる花垣に、三ツ谷が訂正を入れる。

「東卍は渋谷。新宿は別。それに俺らはまだ新しいチームだしな」

____




その会話が終わるや否や、マイキーが前に出てきた林田に話しかける。


「どーする?パー。やる?」

その問いかけに、林田は小さく返事をする。

「相手は2個上だし、東卍もタダじゃ済まねェし、皆んなに迷惑かけちゃうから…」

「でも、悔しいよマイキー…」

そう噛み締めるように言う林田を、マイキーは「そんなこと聞いてねェよ」と一蹴する。

「やんの?やんねーの?」



「やりてェよ!!ぶっ殺してやりてェよ!!!」


そう本心を吐き出した林田を見て、マイキーは「だよな」と笑った。
そしてふらりと立ち上がる。



「こん中にパーのダチやられてんのに、迷惑だって思ってる奴いる?」

「パーのダチやられてんのに、日和ってる奴いる?」

「いねェよなァ!?」

その声に一同は静かに頷く。


それを見たマイキーは、最後に大きく声を張り上げた。


「愛美愛主潰すぞ!!!」


その声に反応するように、集会にいた全員が手を挙げ、大声で士気を高め合う。


「8月3日、武蔵祭が決戦だ!」


そう言い、肩の襟詰を風に靡かせて奥へ消えたマイキー。

入れ替わるように前へ出てきたのはA。林田の前にしゃがみ込み、何か声をかけている。




「パーちん、誰も迷惑だって思ってる人、東卍(うち)にはいないよ?溜め込まないで、こんな風に何かあったら誰でもいい、Aにでもいいから相談してね」
「嗚呼…Aちゃん。ありがとな」


その光景をみていた花垣は、Aの存在意義を改めて確認した。




(Aちゃんは、東卍の、みんなの精神的支柱なんだ…!未来でAちゃんのことも調べないと…)

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まる(プロフ) - 律さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - YUKIさん» よかったです…!続編もよろしくお願いします。 (2022年4月10日 23時) (レス) id: da53087094 (このIDを非表示/違反報告)
- 90話が2つあります (2022年3月24日 14時) (レス) id: 9309c00326 (このIDを非表示/違反報告)
YUKI - 見るのが初めてだったのでよかったです。 (2022年3月1日 17時) (レス) @page32 id: 4941e1735c (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 芹奈さん» 遅くなり申し訳ございません。ご指摘ありがとうございます。訂正致しましたので良ければご確認ください。 (2022年2月3日 1時) (レス) @page16 id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる | 作成日時:2021年9月21日 17時

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