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「A！！」
「あ、真一郎くんだ〜。久しぶり」
「久しぶり〜、じゃねーだろ…」
腹刺されてんだぞ、と真一郎は呆れたように病室へ入ってきた。手には大きなボストンバッグが。
「…なんか大荷物だね？」
「入院すんだから当然だろ、ほらこっち着替えでこれは…」
と、バッグから小分けに包まれた袋を取り出して次々に収納していく真一郎。
「万次郎たちにもAが目ェ覚ましたこと伝えたけどよかったよな？」
「うん、寧ろありがとう」
「ん、まあ元気そうでよかったわ」
くしゃりとAの頭を撫でる真一郎。心なしか少し安心し、表情が和らいで見える。
「それにしても万次郎とエマから刺されたって聞いた時は心臓止まるかと思ったわ」
「Aはほんとに心臓止まったけどねっ」
「…笑えねー冗談」
「あはは、ごめんごめん」
__
「…こんな時にアレだけど、Aに言わねェといけないことがある」
「どうしたの、真一郎くん？」
ベッドの横にある椅子に腰掛けた真一郎は真剣な表情でAを見つめる。
そしてぽつりと洩らした。
「暫く俺、忙しくなる。やらねーといけないことがあるんだ」
「だからあんまりこっち戻ってこれねーかも。悪い」
「やらないといけないこと、って？」
「………今から話すこと、Aと俺だけの秘密にできるか？」
「うん、できる」
__
真一郎は全てを話し終わると、Aへ手書きのメモを手渡した。
「これ、俺の電話番号とメールアドレス。知ってると思うけど一応な？なんかあったらすぐ連絡しろ。絶対返すから」
そうして渡されたメモをAは大切そうに小さな手のひらに載せた。
「わかった、ありがとう！Aもみんなも大丈夫だから、真一郎くんも頑張ってね！A、応援してるから！」
「…ありがとな、A。万次郎達にも軽く伝えといてくれ」
「任せて！全部終わったら"みんな"でお祝いパーティでもしよ？」
「そーだな…。よし、俺頑張ってくるわ！」
「真一郎くん、ファイト！」
ぐっ、と手を握り真一郎へ向けるA。真一郎もそれに応えるように拳を突き出し、2人は拳と拳をこつん、とぶつけ合った。
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まる(プロフ) - ドンさん» 応援していただけて嬉しいです（ ; ; ）更新頑張りますので今後ともよろしくお願いします…！ (2021年10月5日 21時) (
レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - まるさん» 分かりました、更新頑張ってください応援してます！ (2021年10月5日 19時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ドンさん» コメントありがとうございます！夢主は自己投影して頂ければ嬉しいです…(^^) (2021年10月3日 20時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
ドン - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年10月2日 12時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 癒し系猫さん» 恥ずかしい（ ; ; ）変換ミスです💧教えてくださりありがとうございます（ ; ; ） (2021年10月1日 17時) (レス) id: 7672e7a131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2021年9月25日 20時
