トリップ ページ1
真夏日…
本当に真夏日…
先程までクラーがガンガンにきいている部屋にいた俺にとっては、地獄なんて優しいものですまされる暑さじゃなかった
家から出た瞬間に、「アァ、この世界は太陽との距離が100mしかないのか…」と思った程である
ちなみに、俺香川ゆいはただいま現在進行形でバリバリJK
ただのゲーム好きの一般ピーポーである
そして今日は体育祭……あの借り物競争やら何やら下らんものがわんさかとあるくだらん行事
あ、でも去年男子に借り物競争で「ちょっと来て」といって、笑顔で手を引かれたな…
フフ、いい思い出だ
………いや、待てよ。あの時はそのお題が「女子とは思えない女子(性格な)w」だった
wじゃねーよ、全然笑えねーよ
くそ、悪い思い出じゃねーかよ忘れよ
つか、んなものやるくらいなら戦国BASARAやってた方がましだっつーの。
と、昨晩考えてた訳で。
俺はある行動に出た…!
貴「俺、香川ゆいは!!最高難易のトリップ方法を実践してみたのだッ!!
……が」
そんなものは効果なしで、ただいま学校に登校している所存でございますです。はい
ハァ……三成〜形部〜
会いたいわー、会って抱き締めたいわー。
つか抱き締めて貰いたい、グフフ←
と、妄想を膨らましニヤニヤして登校するというごく普通な高校生らしい生活の一貫をしていたら、
突然聞こえたのだ、耳のすぐそばで…
『見つけたり……』
貴「……!!」
驚いて顔をあげるも、周りには人どころか鳥一匹いない静かな空間
声が聞こえるなどありえないと、ものがっている風景だった
貴「…ヤバ、熱中症かな……」
気をとりなおして一歩進むとまた、耳元で声が聞こえた。
『さぁ…委ねよ……美しき姫』
貴「ッ!?」
これは流石に可笑しい、そう思い思いっきり振り返った
貴「………は?」
しかし…目に飛び込んできた光景…それは、東京の街中ではあまりにも可笑しすぎる
あり得ない、そんな光景だった……
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作者名:羽衣狐 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/marukakip1/
作成日時:2018年6月2日 0時