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7.偶然 ページ8

Aside


そらるに言われた通り3日後の終業後に、駅前のカフェに行った

また美味しいカフェオレ飲もうか、別の新しい飲み物を発掘しようか迷いながら店内に入る

店員「いらっしゃいませー」

空いている席を探し、座ろうと足を運んだ時、

『あ……』

あの時財布を拾ってくれた私の運命の人がいた。

今日は、眼鏡をかけてパソコンをいじっている。だが、その姿も様になっていてかっこいい

ま「あ、この間の……!」

私の視線に気づいたようで、向こうから声をかけてくる。

『ど、どうも……』

ま「相席しませんか?」

な、なんだ、妙に積極的だな。操作していたパソコンを閉じて、私にお茶することを勧めてきた

『じゃあ失礼します』

椅子に座り、目の前にいる彼をじっと見る

確か名前は相川真冬。この人が私の運命の人。彼と結婚すれば幸せになれる

でもなにを話せばいいのやら全く見当がつかない。とにかく、第1印象をよくしよう


『こ、この間は、ありがとうございました』

ま「いえいえ、そ、その……僕、相川真冬って言います」

知ってます。背は高いけど、性格は結構内向的?なのかな。話し方がそんな感じだ

『橘Aです。あの……ほんとに相席良かったんですか?もしかしてお仕事中じゃ……』

そう言って、先ほど彼がテーブルから降ろしたパソコンを見る

ま「大丈夫ですよ。いつでもできるんで」

『そうなんですか?』

ま「ええまあ、曲作るだけ何で……橘さんは何のお仕事を?」

『私は……』

ほとんど初対面といっても過言ではない人と、こんなに楽しく会話できるなんて思わなかった

これが運命の力なのか、神様とそらるありがとう

しばらく話し込んで、ふと時計を見るともう晩御飯を作らなければいけない時間だった

『あ、あの……連絡先交換しませんか……?』

このまま何も繋がれる手段が帰るのは避けたい。どうにか電話番号くらいでも欲しいところだ

ま「ぼ、僕のですか?」

『はい……』

ま「そ、その……」


ま「ぼ、僕ので良ければ……」

どんな反応が返ってくるか、怖くて伏せていた顔を上げる。

相川さんは少し顔を赤くしてそう応じてくれた

まさか脈あり?これはもしかしてもしかするといけるかも……

8.煽り合い→←6.利便性



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ちょこ - とてもよかったです!感動しました(´;ω;`) (2021年10月27日 17時) (レス) @page48 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ひきねこさん» 僕のそらるさんの妄想は大体そんな優しい人ですww泣かせにかかったので、涙腺緩んでくれてよかったですww (2020年8月13日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
ひきねこ - 連続コメント失礼します…涙が止まりませんね、これ 私の涙腺が緩すぎるのかな… (2020年8月12日 23時) (レス) id: b9ac26b4ea (このIDを非表示/違反報告)
ひきねこ - 作者様!読んでいると、なぜか温かめの塩水が目から溢れ出してきました…! (2020年8月12日 23時) (レス) id: b9ac26b4ea (このIDを非表示/違反報告)
ひきねこ - え、そらるさん超ジェントルマンやん (2020年8月12日 22時) (レス) id: b9ac26b4ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺるはむ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/perurisu/  
作成日時:2020年5月13日 20時

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