恋のキューピット【srr】【mfmf】

42.セカンド ページ43

Aside


『こ、こくる？』

そ「うん、本人から聞いた」

おそらく、[告白する]という意味で合っていると思われる

確かに結構なネタバレだな、ナウ〇カよりも衝撃的だ

『……なんで言ったの？』

そ「やっぱ本人から聞きたかったよな、ごめん」

『あーそうじゃなくて、別に黙ってなきゃいけない理由とか無いのになんでわざわざ言ったのかなーって』

そらるがもし、真冬さんから聞いたとしても私に言う理由は何なのだろう？それが聞きたい

そ「お前、なんて言うつもりなの？」

『え？』

そ「返事」

『そ、それは、』





そ「断るつもり？」

『……』

人の心を読むのがほんとうに上手い。毎回当てられる私のほうに問題があるのかな

『そらるはどうしたらいいと思う？』

そ「自分で決めろよ」

『決めらんないよ。私はそらるが好き。でも運命の人は真冬さんだなんて』

そらるに好きって言ってもらいたい。ずっと一緒にいたい。でもこれは2番目の願い

彼は一向に口を開かない。静かな空間が寝室に広がる



そ「今は、さ」

ようやく声を発した。弱々しい雰囲気がするが、とりあえず今はむだ口をたたかないようにしよう

そ「俺のこと好きかもしれないけど、まふと付き合って、キューピットの記憶消されたら多分そうじゃなくなるよ。それに俺はAが幸せになることを願ってるから」

ひきつったような笑いを浮かべるそらる。嘘でそういわれるより、本心で言ってくれたことが痛いくらい伝わった

『……真冬さんと付き合ったほうが良いの？』

そ「良いかどうかは知らない。でも俺はそうなって欲しい」

『そう……』



そ「今日はもう帰るよ、それだけ言いに来たから。明日頑張って」

『ありがとう』

明日、私はどうするのだろうか

今は決められない

もう今日は眠ろう



好きなのにダメなのかな


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